なぜ?市のネズミ根絶プロジェクトに「逆に増えるよ」の声―中国

Record China    2019年9月1日(日) 22時50分

拡大

江西省の贛州市章貢区で、9月1日から「ネズミ根絶プロジェクト」が始まる。

中国江西省の贛州市章貢区で、9月1日から「ネズミ根絶プロジェクト」が始まる。中国の動画メディア・梨視頻(Pear Video)が30日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で伝えた。

政府の定める「国家衛生都市」への指定を目指す同市が展開する「ネズミ根絶プロジェクト」は、該当地区の住民を対象に、捕獲したネズミを近くの役所へ持っていけば1匹当たり約5元(約75円)の報酬を支払うというもの。同地区で都市衛生の推進に携わる担当者は、「薬品を用いるというやり方にはやや弊害がある。だが一般人ならネズミ捕りを使うといった手段を取るため、環境汚染を軽減することができる。役所に届けてくれれば、住民はその場で現金が手に入る」とアピールした。

このプロジェクトについて、中国のネットユーザーからは「ついに私にも金持ちになるチャンスが来たか」という声が上がる一方、「たった5元じゃ捕まえる気になれない」という意見も見られた。また、「おじさんやおばさんが大活躍する予感」「この次は、ゴキブリや蚊でも殺すの?」「これじゃネコが失業しちゃうよ」といったコメントも寄せられた。

このほかに多く見られたのが、「この地域ではネズミが逆に増えるだろう」との意見。あるユーザーは「この地区のお偉いさんたちは経済学を分かっていない。以前、別のある地区も同じように蛇を根絶しようとした。しかし、多くの人が(換金を目的に)家で蛇を飼い始めたせいで個体数が減るどころかどんどん増えてしまった」とプロジェクトの盲点を指摘した。(翻訳・編集/岩谷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携