「中国がF-35の技術盗んだ」と主張するボルトン氏に、露メディアが痛烈な皮肉をお見舞い―中国メディア

Record China    2019年8月29日(木) 22時20分

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29日、環球網は、ボルトン米大統領補佐官が「中国の戦闘機はF-35の技術を盗んだもの」と発言したことに対し、ロシアメディアが痛烈な皮肉をお見舞いしたと報じた。資料写真。

2019年8月29日、環球網は、ボルトン米大統領補佐官が「中国の戦闘機はF-35の技術を盗んだもの」と発言したことに対し、「ロシアメディアが痛烈な皮肉をお見舞いした」と報じた。

記事は、ウクライナを訪問したボルトン氏が28日に記者会見で「中国の第5世代戦闘機は見た目がF-35に似ている。なぜなら、F-35から盗んだからだ」と語ったとしたうえで、ロシアメディアRT(ロシア・トゥデイ)の28日付報道を紹介。RTの記事は「ボルトン氏は具体的な戦闘機の型番を示していないが、中国のJ-20を指しているとみられる。しかし、J-20とF-35では見た目が異なるうえ、共通するのはどちらも現代ステルス戦闘機という点のみだ」と指摘している。

また、「米国は中国を技術スパイと非難する主要目標としてきたが、ボルトン氏はそれよりも誰かがこっそり米国からF-35を盗み去ろうとしていることを防ぐべきだ。各国が最近発表した戦闘機のプロトタイプはみんなF-35に驚くほど似ている。しかもそれはすべて米国の盟友だ」とし、「2030年代に就役予定と言われる英BAE社の第6世代戦闘機テンペストの模型はF-35そっくりで、今年6月にフランスとドイツが発表した新世代戦闘機(NGF)プロジェクトもF-35に驚くほど似ている」とも伝えた。

RTはさらに、ボルトン氏の言う「まるでパクったようだ」というロジックは、トルコのTF-X戦闘機が主な「嫌疑者」として当てはまると主張。ステルス戦闘機はその性能上形状がどうしても似通ってしまうものであり、他国のステルス戦闘機に対して見た目だけで「盗んだ」「パクった」と非難するのはナンセンスだとの見解を示している。

環球網はこのほか、ロシア・スプートニクが28日、ボルトン氏が「ロシアは高超音速兵器に関する米国の技術を盗んだ」と発言したことに対し、ロシア外務省が「米国は世界各地、各国の無数の技術を盗んでいる」との考えを暗に示して反撃したと報じたことを併せて紹介している。(翻訳・編集/川尻

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