「かつて日本の支配を懸念した米国人、今度は中国を悪者に」=ノーベル賞受賞の経済学者が発言―中国メディア

Record China    2019年8月25日(日) 8時0分

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21日、観察者網は、ノーベル経済学賞受賞者で米アリゾナ州立大学教授のエドワード・プレスコット氏が「かつて日本に支配されることを憂慮した米国人が、今は中国を悪者にしている」と語ったことを伝えた。資料写真。

2019年8月21日、観察者網は、ノーベル経済学賞受賞者で米アリゾナ州立大学教授のエドワード・プレスコット氏が「かつて日本に支配されることを憂慮した米国人が、今は中国を悪者にしている」と語ったことを伝えた。

プレスコット氏は中国メディアによるインタビューの中で「中国のハイテク発展のやり方は非常に賢い。世界の先進的な実践を政策に昇華させた。多くの人が工業先進国の成功について専門的に研究してきたことで、中国はまもなく工業先進国なろうとしている。長い歴史と独特の発展の道を持つ中国は非常におもしろい」と語った。

また、習近平(シー・ジンピン)国家主席について「非常に政治的な知恵を持っている。なぜなら、中国では特殊な利益集団をコントロールする必要があるからだ。米国の政治家が中国をターゲットとして特殊な利益集団を制御しているのと同様、中国も米国をターゲットにすることでこの集団を抑え込む必要がある。制御に失敗すれば、この集団が国の進歩を阻害する恐れが出てくるのだ。国の進歩には変革が必要であり、実業家のために良好な環境を創出し、社会の進歩が生んだ利益を広く分配する必要があるのだ」としている。

一方、米国については「1980年代、米国人は日本人が米国を全面的に支配することを心配した。そして今は、中国人や改革者を悪者扱いしている」との考えを示すとともに、現在米国では4分の3を超える高齢者が年金の受給を得られないなど、厳しい経済状況であることを説明した。(翻訳・編集/川尻

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