ジャッキー・チェンに批判、30年前「天安門事件」への応援映像が発掘される

Record China    2019年8月20日(火) 13時0分

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19日、「中国国旗の旗手」になると語ったアクションスターのジャッキー・チェンだが、30年前の天安門事件で民主化を要求する人々にエールを送った時の動画が拡散され、ネットユーザーの怒りを買っている。

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2019年8月19日、「中国国旗の旗手」になると語ったアクションスターのジャッキー・チェン(成龍)だが、30年前の天安門事件で民主化を要求する人々にエールを送った時の動画が拡散され、ネットユーザーの怒りを買っている。

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中国本土への容疑者の移送を可能にする「逃亡犯条例」の改正案をめぐり、香港で大規模な抗議活動が続いている。そんな中で今月初め、ショッピングモールにあった中国国旗が引き下ろされ、海に捨てられる騒動が発生。これに対し、中国版ツイッターでは「五星紅旗(中国国旗)には14億人の旗手がいる」というハッシュタグが登場している。

今月13日、国営テレビ・中央電視台(CCTV)がジャッキー・チェンへのインタビューを放送。この中でジャッキー・チェンは、今の香港の混乱に胸を痛めていることから、このハッシュタグをつけたCCTVの中国版ツイッターの投稿を「真っ先にシェアした」とコメントしている。

率先して愛国心を示すジャッキー・チェンだが、香港で発掘された30年前の映像がネット上に出現し、話題を集めている。これは1989年に発生した天安門事件の際、民主化運動に参加した人々にエールを送るべく香港で開催されたチャリティーイベント「民主歌声献中華」の時のもの。イベントに参加したジャッキー・チェンは声高らかに歌い、さらに「中国人は専制と強権に頭を下げない」と語っている。

30年前のジャッキー・チェンの姿を見たネットユーザーからは、「30年で思想が正反対になった」「まるでコメディーだ」といった驚きの声が。さらには、「人民の権利より人民元ということ」「演じる役と本人のギャップがスゴすぎる」などといった批判の声が飛び交っている。(Mathilda

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