韓国に勝利したロシアのコーチが「つり目ポーズ」、韓国はFIVBに抗議へ―中国メディア

Record China    2019年8月9日(金) 15時30分

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8日、中国メディア・環球網は、「つり目ポーズで勝利を祝ったロシア女子バレーボール代表のコーチに人種差別だとの批判が寄せられている」と報じた。資料写真。

中国メディア・環球網は8日、「つり目ポーズで勝利を祝ったロシア女子バレーボール代表のコーチに、人種差別だとの批判が寄せられている」と報じた。

記事によると、5日(日本時間)にロシアのカリーニングラードで行われた女子バレーボールの2020年東京五輪世界予選E組第3戦の試合で、ロシアは韓国に3-2で逆転勝利し、東京五輪の出場権を手にした。しかし、ロシア代表コーチを務めるイタリア出身のセルジオ・ブサト氏は、試合後にカメラの前で両手の人差し指を目尻に押し当ててつり目にする、いわゆる「つり目ポーズ」をとって喜びを表現したという。

アジア系の人を指して「つり目」と発言したり、「つり目ポーズ」をしたりすることが人種差別的だと問題になる事態は過去にも世界各地でたびたび起こっている。今回の件に関して、韓国バレーボール協会はロシアバレーボール協会と国際バレーボール連盟(FIVB)に正式に抗議する予定だという。

そして記事は、「ブサトコーチの行動をめぐるネット上の意見にはさまざまなものがある」と指摘。海外のネットユーザーから寄せられたコメントの中には、「米国代表チームのコーチの座を狙ってるんじゃないか?彼は適任だと思うけど。彼のしたことは無礼よ」との意見がある一方、「おもしろいじゃないか。人種差別だとは思わないけど」「自信のない人々だけが、取るに足らない動作や言葉にも侮辱されたという受け取り方をする。彼らは、あらゆる物事から不公平を探し出そうとヒステリックになる衝動を抑えて成長する必要がある」などと、ブサトコーチを擁護したり、韓国側の批判に回ったりするものもあったという。

このほか、「自分が関与しないのであればおもしろいし、大したことだとも思わない。自分の属する人種のある側面がターゲットにされたとなると、それは笑えない」というコメントもあったという。

記事によると、ブサトコーチは「つり目ポーズ」が物議を醸した後、ロシアの新聞社のインタビューを受け、「人々が自分の行為に怒りを感じ、『人種差別』のレッテルを貼ったということに驚いた」「問題になった行為については謝罪する。しかし、人々は私のことを誤解している」などと釈明したという。(翻訳・編集/岩谷)

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