なぜ高速鉄道にはシートベルトがない?やっと理由が分かった―中国メディア

Record China    2019年8月6日(火) 7時40分

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4日、鳳凰網は、「高速鉄道はあんなに速いのに、なぜシートベルトがない?やっと理由が分かった」と題する記事を掲載した。写真は上海高速鉄道。

2019年8月4日、鳳凰網は、「高速鉄道はあんなに速いのに、なぜシートベルトがない?やっと理由が分かった」と題する記事を掲載した。

まず、「高速鉄道は揺れの少ない非常に安定した運転を実現できる」点を挙げた。「中国の高速鉄道だけでなく、世界中の高速鉄道にシートベルトがないのは、2本のレールでしっかりと制御されていること、急加速や急減速、急な進路変更がほぼないためだ」としている。

次に、「鉄道の特性上、逆にシートベルトがあると命の危険が高まる可能性がある」とした。「ベルトをしていると、列車が大きな事故を起こした際に乗客が座席に束縛されて負傷する確率が高まり、脱出するための空間やチャンスを失ってしまう」と説明。また、「自動車と違って車体が非常に長い列車は乗客が外に放り出される可能性がとても低い点も、ベルトが不要な理由の一つである」と伝えた。

そして最後に、「高速鉄道ではシートベルトを備え付けるよりも、座席自体に衝撃吸収設計を施すことで乗客の安全を守るほうが効果が高い」と紹介。「世界的に高速鉄道車両には衝撃吸収設計の座席が使用されており、事故の衝撃で乗客の頭や膝などが座席にぶつかった際、座席が速やかに変形して衝撃を吸収することで乗客を守り、なおかつ座席の間に閉じ込められるのを防ぐ」とした。(翻訳・編集/川尻

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