WTO帰国の韓国代表「日本はけんかに負けたライオン」=韓国ネット「まだけんかも始まってないのに…」

Record China    2019年7月30日(火) 11時50分

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29日、韓国・世界日報によると、スイスで開かれた世界貿易機関(WTO)一般理事会に出席した金勝鎬新通商秩序戦略室長が、帰国後にラジオ番組に出演し、日本側の主張に反論した。資料写真。

日本政府による対韓国輸出規制強化と関連しスイスで開かれた世界貿易機関(WTO)一般理事会に出席した韓国産業通商資源部の金勝鎬(キム・スンホ)新通商秩序戦略室長が、帰国後にラジオ番組に出演し、日本側の主張に反論した。29日、韓国・世界日報がその内容を詳細に伝えた。

日本政府はこのWTO一般理事会について「国際世論戦で成果を収めた」と評価している。記事によると、それについて金室長は「ライオンがけんかに負けて、隅っこに行って傷をなめているようなもの。おおらかな心で大目に見てやりましょう」と反論した。その他にも「日本は国際世論戦に失敗した」「日本側の措置があまりに荒唐無稽だっため、全ての国、通商を知る人は特に開いた口が塞がらないほどあきれていた」とも話したという。

記事は「このWTO一般理事会は議決や投票を行う場ではないため、結果をめぐり韓国政府と日本側の評価が食い違っていた」としている。日本側は「理事会当日に第3国の関係者らを昼食に招いて繰り返し説明したところ反応がとてもよかった」「『日本は自国の立場を冷静に主張した』と肯定的に評価する第3国の声が少なくなかった」などと主張しているが、金室長は「誰が言ったのか分からないが、正確な報告を受けていないようだ」「私なら『有口無言だ』と報告する」などと一蹴したという。

また、金室長は「韓国は事細かく指摘をした。私は時に外交官としては度が過ぎた発言までして日本側を責め立てたが、それに対し日本代表は何も反応できなかった」と状況を説明し、「口を開けないほど立場が苦しく国際舞台で発言しづらい状況だったということ」だと指摘。世耕弘成経済産業相がツイッターに「韓国が票決を要求すると、これを制止するため議長が他の議題が残っていることを理由に議題を打ち切った」との内容を書き込んだことに対しては、「目を開け、耳を開けよ」と忠告した。理事会の雰囲気についても、金室長は「世耕経済産業相の主張とは全く異なる」と反論したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「これが国だ。国民のプライドを守ってくれ」「国と国民のために働く真の公務員の姿を見るようで気分がいい。ファイト」などの声も上がっているものの、多くは「文在寅(ムン・ジェイン)大統領を喜ばせるためのたわ言ばかりだ」「何を言ってるんだ?日本はけんかを始めてもいない。アジア唯一の優遇措置をもうやめるというだけで、まだ始まってもいない」「輸出規制を予告しただけで、まだ正式には何も始まってないのに、もう国中が蜂の巣をつついたような大騒ぎ」「それで、日本は謝って部品と素材をまた輸出すると言ったのか?。違うなら偉そうに言わないで。産業の現場は非常事態なんだ」「実力もないのに口だけは達者」「この人の話じゃなくて外信ニュースを見ようよ。やられたのは韓国の方だ」「韓国の報道だけを見ていると、韓国の勝ちで日本は崩壊寸前のよう」「傷をなめてるライオンを捕まえる方法を考えて(笑)」など批判的なコメントを寄せている。(翻訳・編集/麻江)

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