日韓が“自殺式”貿易戦争、最大の勝利者は中国に?―韓国メディア

Record China    2019年7月19日(金) 17時10分

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中国メディアの環球時報は19日、日本と韓国の貿易摩擦を受け、韓国企業が日本に代わる輸入元として中国企業に注目していると伝えた。写真はソウル。

中国メディアの環球時報は19日、日本と韓国の貿易摩擦を受け、韓国企業が日本に代わる輸入元として中国企業に注目していると伝えた。

日本政府は4日から、半導体の材料3品目(フッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素)の韓国向け輸出規制を発動。韓国・KBSは18日、韓国半導体関連企業が輸入元の多様化を図っているとし、サムスン電子やSKハイニックスなどの幹部が中国を訪れ、サプライヤーを探していると伝えた。17日には、中国の化学原料メーカーの浜化集団が、韓国の半導体メーカーからフッ化水素を受注したとも報じられた。

韓国・毎日経済は18日、「日韓の“自殺式”貿易戦争は、中国を最大の勝利者にさせるかもしれない」と報じた。韓国の専門家は、日韓の貿易摩擦が中国の国内総生産(GDP)を0.5~0.7%押し上げることになると予想しているという。

中国商務部研究院の元院長・霍建国(フオ・ジエングオ)氏は「日本の韓国に対する措置は米国の貿易戦争のやり方をまねたもので、国際貿易秩序を破壊する行為とみなすことができる」と指摘。「韓国企業が中国企業に対する発注を増やすことは、中国企業の発展にポジティブな作用をもたらす」とする一方、「今回の件で中国企業が利益を得ようが得まいが、産業の潜在力を発掘し続け、核心技術を開発しなければならない」との考えを示したという。(翻訳・編集/北田

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