【CRI時評】加盟国・地域が100に、AIIBの三つの求心力

CRI online    2019年7月14日(日) 14時10分

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 アジアインフラ投資銀行(AIIB)は13日、ルクセンブルクでの第4回年次総会で、ベナン、ジブチ、ルワンダのアフリカ3カ国の加盟を承認したと発表した。これによりAIIBのメンバーは100まで増えた。 北京に本部を置くAIIBは、インフラ投資に専念する新型多国間開発銀行だ。2016...

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)は13日、ルクセンブルクでの第4回年次総会で、ベナン、ジブチ、ルワンダのアフリカ3カ国の加盟を承認したと発表した。これによりAIIBのメンバーは100まで増えた。

 北京に本部を置くAIIBは、インフラ投資に専念する新型多国間開発銀行だ。2016年の開業時に57カ国・地域だったメンバーは、9回の拡大を経て100まで増えた。メンバーの中心は発展途上国だが、英国やフランス、ドイツ、カナダなどの先進国も加わっている。

 AIIBは、一方では、発展途上国の融資需要を満たし、地元経済の発展を促している。これまでに世界18カ国の46プロジェクトに計85億ドルの融資を行っている。それらは交通やエネルギー、通信、都市開発などさまざまな分野に及び、主にアジアに集中している。またもう一方では、先進国を含むメンバーの投資需要も満たしている。先進国はAIIBを通じてアジアとアフリカのインフラ整備に投資し、それらの国々と経済成長の機会を共有している。

 AIIBは、中国の提唱による国際金融協力の産物であり、中国が世界に提供する国際公共財でもある。AIIBは、他の多国間開発銀行に取って代わる意図はなく、既存の国際メカニズムを補完・改善するだけのものである。その例として、世界銀行と共同で完成させたインドネシア貧困地域の改善プロジェクトがある。57だったメンバーが100まで増加したことは、AIIBの発展の歩みにおける一つの節目だ。AIIBは引き続き、高い基準で運営され、アジアと世界の経済成長を促し、世界経済ガバナンスに新たなそしてより大きな貢献をすることが期待されている。(CRI論説員)

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