日本のごみ分別はやり過ぎ?上海式に日本人から「学ぶべきところある」―中国メディア

Record China    2019年7月12日(金) 23時20分

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12日、中国メディア・環球時報は、日本と中国で行われているごみの分別を比較する記事を掲載した。写真は上海。

中国メディア・環球時報は12日、日本と中国で行われているごみの分別を比較する記事を掲載した。

上海では今月1日から「史上最も厳しいごみ分別措置」と言われる「上海市生活ごみ管理条例」が施行され、ごみの分別というテーマに中国全土の注目が集まっている。記事は、一部の日本人からは「ごみの分別をしなくてはいけなくなった中国人に同情する」という声が上がっていることを紹介。「これは、日本のごみの分別規定が非常に厳しいことから出た意見だ」と指摘した。

記事は、「日本では基本的に生活ごみを6種類以上に細かく分けなければいけない」「牛乳パックは洗って切って、乾かしてから資源回収箱に捨てなければならない」「ビール瓶1本にしても、金属のキャップとガラス瓶、紙のラベルの3つに分けることになる」などと紹介。その一方で、経済協力開発機構(OECD)が2015年に発表したレポートを引用して「日本で回収されたごみのうち、リサイクルされているのは約20%で、残りの約80%は焼却されている」と伝え、「日本のごみ分別はその手間とコストの割に環境保護に結びついていない」と指摘した。

その上で、「上海で導入されたごみの分別は、回収可能なごみ、有害なごみ、水分を含んだごみ、乾燥したごみの4種類しかない」「これに従えば、ペットボトルとガラス瓶、紙箱も全て『回収可能なごみ』に入れれば済む」などと説明。「この分別方法には学ぶべきところがあると考える日本人もいる」と指摘した。

記事はまた、「日本では、多くの家庭が『生ごみ用コンポスト』を利用して、家庭内で出た生ごみを堆肥化するなど効率的かつ衛生的に処理している」と日本の優れたごみ処理についても紹介。これらの状況をまとめて、「日本はごみ処理に関して豊富な経験を持っているが、少なからぬ日本人がその分別について煩わしすぎると感じている。中国は日本の経験を参考にしながらも、より優れた、新しい『ごみの分別方法』を作り上げていけるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/岩谷)

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