「想像とかけ離れている」=中国人留学生3人が見た平壌の「意外な」姿―中国メディア

Record China    2019年7月13日(土) 13時20分

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中国メディア・参考消息網は5日、北朝鮮に留学中の3人の中国人留学生の体験談を紹介した。

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中国メディア・参考消息網は2019年7月5日付で、北朝鮮で学ぶの3人の中国人留学生の体験談を紹介した。

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記事はまず、四川外国語大学で朝鮮語を専攻し、今年(2019年)4月から平壌の金亨稷師範大学に選抜派遣されている21歳の王明(ワン・ミン)さんを紹介。王さんは記者の取材に対し、「北朝鮮は、来る前に話を聞いたり想像したりしていたのとは全く違っていた」「生活物資が乏しいと思っていが、実際のところ、日用品は平壌のショッピングモールに行けば何でもそろうし、食べるものにも着るものにも困らない」などと話したという。

また、大学生活に関しては「寮では北朝鮮の学生と一緒に住んでいるが、彼は僕の学習をサポートしてくれるほか、焼肉やビールをおごったりもしてくれる」「驚いたことに、彼は大画面のスマートフォンをあやつり、アプリを通して毎日国内外のニュースに触れている。これは想像していた『閉塞的な北朝鮮』の姿とかけ離れている」などと紹介したという。

大連外国語大学から留学に来た熊紫月(シオン・ズーユエ)さんは、「留学に来るまでは北朝鮮のことを理解しておらず、食べ物や衣服が十分にあるかなど、不安な気持ちが大きかった。来てやっと、心配は無用だったと分かった」「ご飯もおいしくて、食堂で食べたり外食したりする。平壌の市内には出前を取れるレストランもある。2カ月間ですっかり太ったので、両親も安心している」「中国人留学生はみんな一緒に住んでいて、授業に行くときは送迎車を利用する。留学生寮にはネット環境があり、調べ物をしたりニュースを見たりもできる」などと語ったという。

北朝鮮に来て5年になるという金亨稷師範大学4年生の鄒佳●(ゾウ・ジアユエ、●は王へんに月)さんは、「この5年間で、平壌の喜ばしい変化をたくさん目にした。市民は開放的になり、レストランなどの公共の場所で積極的に外国人と交流するようになった」「外食やショッピングをしていると、時々すごく親切な北朝鮮の人が私たちと世間話をしてくれる。中国語を勉強している人が中国語であいさつをしてくることもある」などと話したという。

このほか、鄒さんは最近の平壌の街の様子について、「交通の便がずっと良くなった。大量のタクシーが投入され、街の隅々まで網羅している。留学生の外出にも役立っている」「平壌のほとんどのお店やレストラン、娯楽施設などに、外国人が自由に出入りできるようになった。以前は買い物ができるショッピングモールは1カ所だけだったが、最近は新たに数カ所のショッピングセンターが建設され、さらには外国の商品を主に扱うハイクラスな店も見られるようになった」などと説明したという。(翻訳・編集/岩谷)

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