中国のスポーツメディア・騰訊体育の6月30日付の記事によると、中国スーパーリーグの天津天海に所属する韓国人選手が、中国のサポーターに土下座で感謝を示した。

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天津天海の韓国人選手クォン・ギョンウォン（権敬原）は、同日に行われたリーグ第15節を最後に、兵役のためにチームを離れる。江蘇蘇寧と2-2で引き分けた試合後、クォンはサポーター席の前で膝をつき、頭を地面に付けて感謝の意を示した。また、試合中、サポーターから「クォン・ギョンウォン」コールが起こると、目に涙を浮かべるシーンも。サポーターが掲げた横断幕には、「感謝しかない」の言葉と韓国語で激励の言葉が記されていたという。

1992年1月31日生まれ（27歳）のクォンは、190センチという恵まれた体格を生かし、センターバック（CB）やディフェンシブミッドフィールダー（DMF）を主戦場とする。Kリーグの全北現代でプロデビューし、UAE（アラブ首長国連邦）のアル・アハリを経て、2017年から天津天海でプレーしていた。堅実なプレーとプロ意識の高さから、中国のサポーターから愛された選手だ。

ネットユーザーからは「中国サッカーのためにしてくれた貢献に感謝！」「人格も、サッカーのレベルも素晴らしかった。グッドラック！」「キム・ヨングォン（金英権）と同様、プロフェッショナルな韓国選手だ」「韓国選手が海外で活躍できる理由がまさにこれ。能力は別にして、プロ意識は中国選手よりはるかに高い」「韓国人は好きではないが、気持ちには気持で応えたい。（兵役が終わる）2年後、また来てほしい」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）