危険製品の6割近くが中国製、玩具・衣料品・電子機器に注意を―EU委員会

Record China    2013年5月20日(月) 11時28分

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16日、EU(欧州連合)委員会は、食品を除いた危険性のある消費者向け製品を公表。その6割近くが中国製品だという。写真は2013年5月、北京国際玩具店に出品された“食べられるおもちゃ”。

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2013年5月16日、EU(欧州連合)委員会は、危険性のある消費者向け全製品(食品を除く)に関する緊急警告システム(RAPEX)の2012年度報告を発表。同委が「安全性に問題がある」と警告した危険製品の大部分が中国製だったことがわかった。18日付で中国・参考消息網が伝えた。

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2012年にEU委が危険製品と警告した2278品目のうち、中国製品が58%を占めた。中国政府は同委に対して輸出製品の品質向上と安全強化を約束していたが、危険製品の数は前年比で4%増加している。危険製品のなかには発がん性物質である化学薬品を含んだ製品や、ファスナーで窒息する可能性のある衣服、セキュリティーリスクのある電子製品なども含まれる。また、2278品のうち、玩具が占める割合は19%、衣料品が34%、電子製品が11%となっている。

欧州委保健・消費者政策担当のトニオ・ボルジ委員は「中国はEU加盟国にとって最大の輸入相手国であり、大部分の中国製品は安全だ」と話す。EU加盟国が輸入する玩具の93%が香港を含めた中国製品だという。ボルジ委員は「中国製玩具の大部分は安全。そうでなければ、EUに輸出などできない」と語り、そばにあるライフガードの服を着たクマのぬいぐるみを指しながら、「このぬいぐるみの本体は問題ないのだが、着ている服に危険な化学成分が含まれている」と説明した。(翻訳・編集/本郷)

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