中国人観光客の波が北朝鮮に押し寄せる―仏メディア

Record China    2019年6月21日(金) 21時50分

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AFP通信は18日、「中国人観光客の波が北朝鮮に押し寄せている」とする記事を掲載した。写真は平壌の朝中友誼塔。

2019年6月19日、中国のネットメディアの参考消息網によると、AFP通信は18日、「中国人観光客の波が北朝鮮に押し寄せている」とする記事を掲載した。以下はその概要。

平壌にある灰色の石碑の壁画には、朝鮮戦争で中国と朝鮮民主主義人民共和国の兵士が米軍主導の軍隊との戦いに突入する様子が描かれている。数十年後、この「朝中友誼塔」は中国人観光客が必ず訪れる場所となっている。

列車で陸路で平壌に到着し、凱旋門から金日成広場まで首都の見どころを見学し、翌日には韓国との国境を隔てている軍事境界線の非武装地帯まで南下する3日間のツアー料金は約2500元(約4万円)だ。

中国の安徽省から平壌を訪れたという女性は「朝鮮にとても興味があり、どのような所か見たいと思っていた。朝鮮には特別な気持ちがある」とし、同行者の女性は「中国と朝鮮はとても友好的だ。私たちは何世代にもわたって友人だ」と付け加えた。

旅行業界関係者によると、北朝鮮を訪れる中国観光客の数は過去最多を記録しているという。

どちらの側からも公式の数字は入手できないが、西側からの北朝鮮旅行を手掛けてきた旅行代理店、高麗ツアーズのサイモン・コッカレル氏は「中国人観光客は急増している」とし、「ピーク時には平壌に1日に2000人が到着している」と話している。

中国人観光客は北朝鮮の外国人観光客の大多数を占めている。中国の海外旅行は市場主導型だ。中国の膨大な人口に加えて、両国は安価な陸路旅行が可能だ。

平壌にある祖国統一三大憲章記念塔で、上海から来たという中学教師は「ますます多くの中国人がここを訪れるようになると思う」と話していた。(翻訳・編集/柳川)

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