スイス銀の報告書に「中国の豚」、抗議受け作成者が謝罪―中国メディア

Record China    2019年6月14日(金) 12時0分

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スイス銀行の報告書に書かれた「中国の豚」という表現が人種差別的だとして問題になっていることについて、報告書の作成者が謝罪した。

スイス銀行の報告書に書かれた「中国の豚」という表現が人種差別的だとして問題になっていることについて、報告書の作成者が13日に謝罪した。中国メディア・海外網が同日付で伝えた。

スイス銀行UBSグループのチーフエコノミスト、ポール・ドノバン氏は、12日に発表した米国や中国、日本のインフレ動向を分析した報告書の中で、「中国の消費者物価は上昇している。これは主に(中国で広がっている)アフリカ豚コレラに起因している」と指摘。その上で、「あなたが中国の豚(Chinese Pig)であればこれは重要になる。あなたが中国にいて、豚を食べるのが好きであれば重要になる」と述べた。

記事は、「この表現を巡って中国のソーシャルメディアでは議論が巻き起こった」と指摘。ネットユーザーの中には、「英語の文法構造上このような書き方になっただけ」などと問題視しないという人もいたが、多くは「単なるミスであるはずがない」「『中国の豚』には間違いなく悪意をもって2つの意味が掛けられている」などとコメントし、中国人に対する侮辱だと捉えたという。

この件に対してドノバン氏は13日、米ブルームバーグからインタビューを受けた際、「感情を害するつもりはなかった。私は過ちを犯した。意図せず文化的に極めて無神経な言葉を使ってしまった」と正式に謝罪した。同氏はユーザー向けに配信しているポッドキャストでも中国のリスナーに向け謝罪した。このほか、スイス銀行もこの件について謝罪声明を出している。(翻訳・編集/岩谷)

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