中国ではSIMカードそのままで4Gから5Gに自動切替! でもネットからは一斉ツッコミ

Record China    2019年6月7日(金) 18時20分

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6日、中国メディア・頭条新聞は中国政府の工業情報化部が国内の無線事業者4社に次世代通信規格「5G」の営業免許を交付したことを報じ、各社が出した5Gの運用計画を伝えた。

中国メディア・頭条新聞は6日、中国政府の工業情報化部が国内の無線事業者4社に次世代通信規格「5G」の営業免許を交付したことを報じ、各社が出した5Gの運用計画を伝えた。

同日5Gの営業免許を取得したのは、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)の国内3大通信会社と、中国広播電視網絡(チャイナ・ブロードキャスティング・ネットワーク)の計4社。免許の交付により5G投資を加速させ、華為技術(ファーウェイ)などの中国企業を支援する狙いがある。

免許付与を受けて、中国移動は「5Gネットワークの領域を加速させる」と表明し、「今年9月末までに国内の40以上の都市で5Gサービスの提供を開始し、利用者はSIMカードや電話番号を変更しなくても5Gを利用できるようにする」とした。

中国聯通も、「現段階で国内40都市で5G試験ネットワークを開通させている。多くの都市で5Gの産業利用のための環境を構築している。通信費用に関しては、研究されている技術の特性に合わせて新たな課金方式を取る」とした。また、中国電信は、「5Gネットワーク建設に向けて、建設と運用の提携関係を模索し推し進めていくことによって、それにかかるコストを抑える」と表明した。大手3社はすでに大都市に5G基地局を建設しており、スマホ端末向けの5G建設は軌道に乗っているという。

この報道を受けて、中国のネットユーザーからは、「さすが、中国の成長速度は圧倒的だ」と喜ぶ声が上がったものの、多くのユーザーは「重要なポイントは、SIMカードも電話番号もそのままでいいけど、スマホを買い換えなくちゃいけないってことだ」「5G運用がこんなに早く始まるなんて。最近スマホ買い替えたとこなのに」「4Gから1G増えただけなのに、何だか5Gが遠く感じる」などと、5G対応機種のスマホが無いと5G通信用のSIMカードも用をなさないことに着目した。中には、「どうせならファーウェイのスマホを買おうよ」と呼び掛けるユーザーもいた。

また、「5Gの通信料ってきっとすごく高いんでしょ?切り替えてもらっても使えないよ」「5Gが運用されるのはいいけど4Gの通信速度に影響が出ないようにしてもらいたい」などの懸念も出た。(翻訳・編集/岩谷)

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