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日韓関係「これ以上放置すれば立場ない」=G20控え焦燥感募らす韓国紙、「せめて現状維持を」とも

配信日時:2019年6月8日(土) 20時40分
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改善の兆しが一向に見えない日韓関係に韓国紙が焦燥感を募らせている。6月末に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議で両国首脳会談のめどが立たないためで、「これ以上放置すれば韓国の立場がない」と危惧。「せめて現状維持の合意だけでも」と訴えた。

日韓関係について、中央日報は張済国・東西大総長のコラムを掲載。張氏は日韓関係をめぐる韓国の光景を「四方の扉を閉じて部屋の中に座っている状況だ。外は吹雪だが、あえて無視する。心配する人には『大げさに騒ぐな』と面と向かって非難する。扉を開けようとする人には冷たい風が入ると怒鳴りつけるため、扉を開ける気にさせない。部屋の責任を負う人たちは外側の事情をよく知りながらも、周囲の目を気にして対策の準備をためらう。その間に隙間から寒気が入り込んで人々は寒さを感じ始める」と描写した。

続いて張氏は「こうした事情にもかかわらず、最悪の韓日関係は強制徴用賠償判決問題などで一歩も進めない」と指摘。「これでは韓国が不利な状況になるしかない。国益を優先するなら、もう韓日関係復元のために扉を開く時になった」と呼び掛けた。

さらに「まず韓国政府が強制徴用などの懸案について積極的に解決策を模索する姿を見せる必要がある」と言及。「政府は昨年、民間専門家の意見を聴取して解決策を用意すると明らかにしたが、まだいかなる対策も出していない」として、「もちろん司法府の判断や三権分立の精神は尊重されるべきだが、外交の責任を負う行政府としてできる役割は確実にある。今月末の大阪G20首脳会議までは前向きな雰囲気を形成する必要がある」と主張した。

文在寅政権に対しては「国益のためなら時には世論に反する決断をするリーダーシップの発揮が要求される。日本との問題は世論が敏感であるため容易に動きにくいというのが政治的現実であることは間違いない。しかし、国のための決断なら後に高く評価されるはずだ」と提言。「政府が大きな枠で仕事ができるよう世論の配慮が必要となる。特に政権を支持する人たちがすべきことだ。日本との外交で創造力を発揮できる空間を与えなければ状況はさらに難しくなるしかない。時間はない」と警鐘を鳴らした。

別の記事で中央日報はソウル大法学専門大学院のイ・ジェミン教授の意見を紹介した。G20での日韓首脳会議の必要性に触れたイ教授は「状況が状況であるだけに、わらでもつかむ心情で何らかの成果を出さなければいけない」と述べ、「(日韓関係は)幾つかの問題がこじれるだけこじれた。答えがない時は状況が悪化しないよう管理することも代案だ。大阪でこれ一つだけを実現させても成功といえる。意味のない写真や外交的修辞よりはるかに良い」と強調した。(編集/日向)
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2019年6月6日 20時10分
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