中国国産空母にはJ-15は搭載せず?「すでに何度も墜落事故」と米メディア

Record China    2019年6月7日(金) 0時30分

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4日、新浪軍事は、中国がJ-15に代わる空母艦載機の開発を進めている背景について論じた米メディアの報道を紹介した。写真はJ-15。

2019年6月4日、新浪軍事は、中国がJ-15に代わる空母艦載機の開発を進めている背景について論じた米メディアの報道を紹介した。

記事は、米誌ナショナル・インタレストの報道を引用。「中国が新しい艦載戦闘機の開発を加速させている。その最大の理由は、J-15がステルス戦闘機に対応できないからだ」とした。

また、別の理由としてエンジンや制御システムに問題があり、これまでに死亡事故1件を含む4件の墜落事故を起こしていると説明。中国海軍メディアの情報として、重大事故となった2件の事故では「空母着陸体制時に飛行システムのエラーが生じて墜落」したと伝えている。

そのうえで、J-15に代わる新たな艦載機のモデルについて、サイズは大型だったJ-15とは異なる中型になる見込みで、飛行制御、火器制御、感知システムなどはJ-20の最新技術をそのまま応用することになると予測した。

一方で、001および001A型空母が採用するスキージャンプ式甲板による離陸と同時に、間もなく引き渡しが行われるとみられる002型空母の電磁カタパルト方式による離陸の双方に対応する必要があるほか、ステルス性能や中国航空界最大の弱点とされるターボエンジンの開発といった課題もあるとしている。

そして、J-15戦闘機はウクライナのSu-33戦闘機の試作機をベースに設計された、外国の技術を転用した戦闘機である故に不完全性が生じたと指摘。「中国のエンジニアたちはきっと、新しい、完全に自国で開発された艦載戦闘機を造ることがベストかつ最も安定的な選択だと認識しているだろう」とした。(翻訳・編集/川尻

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