「自由な世界」に来たはずの中国人留学生はなぜ愛国心が強いのか=ドイツメディアが困惑―中国メディア

Record China    2019年6月2日(日) 22時10分

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30日、観察者網は、「自由な世界にやってきたはずの中国人留学生は、どうしてますます愛国心を強めるのか」とするドイツメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

2019年5月30日、観察者網は、「自由な世界にやってきたはずの中国人留学生は、どうしてますます愛国心を強めるのか」とするドイツメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事が紹介したのは、ドイツ紙ターゲスシュピーゲルの22日付文章だ。文章は、「現在ドイツには4万人近い中国人が留学しているが、その大部分が非常に愛国的だ」としている。

そして、ライプツィヒ大学を卒業して現地のNGOで働いているという中国人女性が、ドイツで何度となく人種差別を受けたことを明かしたうえで「西洋では中国に対する恐怖が充満している。そして、時としてドイツ人の傲慢さを感じる。中国人はこういった点に非常に敏感なので、今の指導者が西側の強硬派に対抗しているのは喜ばしいこと」と語ったことを伝えた。

また、ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学に留学し、学内でマルクス思想や毛沢東の著作を研究、翻訳するサークルを立ち上げたという中国人学生を紹介したうえで「出国して留学すると、中国人はますます自らの祖国を大切にするようになる。特に、多くの西洋メディアの報道を見た後でだ。彼らは祖国の現状を批判する一方で、将来について非常に明るい見通しを持っている」と解説している。

ミュンヘン大学に通うドイツ人学生は「中国人留学生の愛国心は中国国内の人に負けない。習近平(シー・ジンピン)氏がドイツを訪れた時、多くの留学生がドイツ各地で集まって、巨大な横断幕を掲げて歓迎していた。中国に留学しているドイツ人はこんな風にメルケル氏を歓迎するだろうか。そんなことは永遠に起こりえない」と語ったという。

文章はこのほか、「中国に留学したドイツ人は、『ドイツは見た目は言論の自由があるが、深層では破綻が起きている。まず、安心感が低い』という印象を覚える」と論じた上で、ハンブルク大学の中国人留学生が「ドイツ人は中国に対する偏見を改めるべき。73%のドイツ人がテロを心配しているというが、こんな数字は中国では想像もできない」と語ったことを紹介。「中国の安全性や安心感の高さも中国人留学生が祖国を愛する要因の1つになっている」との見方を示した。(翻訳・編集/川尻

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