日本人夫婦が朝鮮時代の石造遺物8点を韓国に寄贈、ネットから感謝の声

Record China    2019年5月30日(木) 22時40分

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29日、韓国・聯合ニュースは「日本にあった朝鮮時代の将軍石など石造遺物8点が故国へ」と題する記事を掲載した。資料写真。

2019年5月29日、韓国・聯合ニュースは「日本にあった朝鮮時代の将軍石など石造遺物8点が故国へ」と題する記事を掲載した。

記事は、神奈川県藤沢市に住む夫婦が韓国イェットル文化財団に韓国の石造遺物8点を寄贈したことを紹介し、「意義深い行事が開かれた」と伝えている。寄贈されたのは将軍石2点、石灯籠2点、土台石2点、水瓶2点。日本による統治時代に日本に渡ったものとみられ、朝鮮と満州を往来しながら事業をしていた夫の父方の祖父が1927年にオークションで手に入れたという。

夫婦は知り合いの韓国人チャン・ソンギョン(ジェイネット・コム副社長)さんから韓国イェットル博物館(Korean Stone Art Museum)に関する情報を聞き、寄贈を決心したといい、「韓国イェットル博物館ほどしっかり保管してくれる所はないと判断した。韓国で愛される文化遺産になることを願う」と話したという。

2001年にも日本にあった石造遺物70点を韓国に戻したという同文化財団のチョン・シンイル理事長は、同日の寄贈行事で「本博物館の目標の1つは、海外に散在する韓国の石造遺物を還収すること。大切な遺物を寄贈してくれた夫婦に感謝を捧げる」と話した。

これを受け、韓国のネット上では「日本にも良心のある人がいたんだね」「日本人夫婦に感謝」などのコメントが相次いでいる。また「韓国も日本も問題なのは政治家」「韓国にもこういうことができる人がいたらいいのに…。うそばかり言って仕事をしない国会議員たちは目を覚まして」と非難の矛先は政治家に向けられている。

その他「日本にあったおかげで保存状態もいい。じゃなきゃ遺物の扱いを受けられなかったことだろう」という声や、「韓国の文化財を最も多く強奪していったのは、驚くべきことに日本じゃなくて米国」という声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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