日通の上海法人が新倉庫を建設…中国で今後もロジスティクス機能を強化、その他

Record China    2019年5月25日(土) 8時50分

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日通の上海法人である日通国際供応鏈管理が、同市市青浦工業園区内で新倉庫の建設を開始した。写真は新倉庫の完成予想イメージ。

日通の上海法人が新倉庫を建設/ アルプス物流の中国子会社が台湾系上海法人を買収 / 山田養蜂場が広東省の鉱山跡地で植樹活動 / 京都機械工具が中国生産子会社を譲渡/ タカミが香港店を充実・リニューアル

●日通、上海法人が新倉庫を建設…中国で今後もロジスティクス機能を強化

日本通運(日通)の上海市法人である日通国際供応鏈管理が、同市市青浦工業園区内で新倉庫の建設を開始した。日通が2019年5月24日付で発表した。

 定礎式は4月25日に行った。新倉庫尾の面積は2万4000平方メートルで、隣接する既存倉庫1万5000平方メートルと合わせて3万9000平方メートルとなる。新倉庫の開業は2020年3月を予定する。

 倉庫が位置する青浦工業園区には、電子、バイオ、ハイテク企業が集積している。上海市中心部まで50分圏内という好立地であるとともに、生産地として発展中の江蘇省各都市と上海を結ぶ高速道路に隣接しており、物流の戦略地域とみなされ倉庫需要が高まっているという。日通は今後も同中国でのロジスティクス機能を強化し、グローバルロジスティクス事業の一層の拡大に努める考えだ。

●アルプス物流、中国子会社が台湾系上海法人を買収

アルプス物流は24日、中国子会社の泰達アルプス物流が兆普電子(上海)の株式を100%取得し、同社グループ子会社とすると発表した。

アルプス物流グループは国内外の顧客に対して電子部品を主要貨物とした運送・保管・フォワーディングなどの総合物流サービス事業や包装資材・成形材料・電子デバイスの仕入販売事業を行っている。

泰達アルプス物流は、上海市松江区に拠点を置き、グループ各社と連携して物流サービスを提供しておいる。兆普電子の所在地は松江総合保税地域で、台湾系のSIMPLO(新普)グループからの100%出資により2001年に設立された(新普側資料では1991年設立)。

兆普電子は生産活動を停止しているが、アルプス物流は建物を利用することで、同地区における物流サービスの基盤強化と事業の効率化を図ることにした。株式100%を8300万元(約13億3300万円)で取得する。

●山田養蜂場、広東省の鉱山跡地で植樹活動…日中双方の70人が苗木2000本を植える

山田養蜂場(本社・岡山県鏡野町)は24日、広東省韶関(しょうかん)市にある鉱山跡地で18日、日中双方の70人が苗木9種類2000本を植える植樹祭を実施したと発表した。

中国側からは広東省石油および精細化工研究院、新豊県鉄帽頂偉帆鉱業の従業員らと、広州三五汽車部件の代表、日本側は藤原一繪横浜国立大学名誉教授や山田養蜂場従業員22人の総勢約70人が参加した。

山田養蜂場は、宮脇昭横浜国立大学名誉教授の指導を受け、土地本来の樹種に基づいた「ふるさとの森」を再生させる植樹(宮脇式)を世界各地で進めている。18日の植樹で、2004年から行っている中国での植樹本数は、計157万1828本に達した。次回は7日6日にネパールで植樹祭を実施する。

●京都機械工具、中国生産子会社の譲渡を完了

京都機械工具は24日、連結子会社で工具事業の中国の生産子会社である福清京達師工具(FKTC)の全出資持分譲渡が完了したと発表した。

FKTCはOEM品を主体に自動車及び各種産業向けの作業工具の生産を行ってきたが、市場環境の変化に伴う特定分野向けのOEM需要減少に加え、設立から約23年が経過し設備の老朽化が進んだこと、中国国内の生産コスト上昇などにより、競争力の維持や今後の収益確保は困難と判断した。譲渡先は海外事業者だが、契約にもとづく守秘義務として公開しなかった。

●タカミ、香港店を充実しリニューアルオープン

化粧品ブランド「タカミ」は21日、香港の店舗をリニューアルオープンした。角質美容水のタカミスキンピールは、香港では「小藍瓶(シャオランピン)」の愛称で親しまれており、2017年の同社初の外店舗オープンにより、アジアをはじめとする海外でも愛用者が急増したという。そのため、香港店舗の売り場面積を約3倍に拡大するリニューアルオープンを決めた。専任スタッフも増員し、製品販売だけでなく、製品の正しい使い方やスキンケア方法のアドバイスなどを通じて、顧客をサポートしていく。(翻訳・編集/如月隼人

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