米空軍、F-35に無人機を組み合わせた空中戦構想も、大きな2つの問題を抱える―中国メディア

Record China    2019年5月25日(土) 10時20分

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24日、環球時報は、米空軍がF-35戦闘機と無人機を組み合わせた新たな空中戦のモデルを模索しているとする米メディアの報道を伝えた。写真はF-35。

2019年5月24日、環球時報は、米空軍がF-35戦闘機と無人機を組み合わせた新たな空中戦のモデルを模索しているとする米メディアの報道を伝えた。

記事は、米ディフェンス・ニュースの23日付報道を紹介。米空軍が現在、研究開発中の人工知能技術「スカイボーグ」の使用について評価を行っており、この技術を搭載した無人機を新世代のF-35戦闘機やF-15戦闘機と組み合わせて空中戦の戦術プラットフォームとし、「映画『スター・ウォーズ』に出てくるようなR2-D2のような役割」を担わせようとしていると伝えた。

そして、このプランに対して中国の専門家が「現在公開されている状況を考えると、米空軍の計画は実に素晴らしいものの、2つの問題を解決する必要がある」との見方を示したと伝えている。

まず1つめの問題は、無人機が持つ低コストと高性能をいかに効果的に結びつけるかという問題だとし、「米国のXQ-58ヴァルキリー無人機は低コストで良好なステルス性能と航続距離を持つ一方、機動力にかける部分があり、大規模な改造をしない限り空中戦の役割を担わせるのは難しい」と論じた。

2つめの問題は、人工知能技術の発展が将来の空中戦のニーズを満たせるかどうかだとし、「現時点で人工知能研究はあくまで商業的な動機によって進展しており、これを軍事システムとして利用するには依然として一定の時間がかかる」との見方を示している。(翻訳・編集/川尻

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