日本で米F-35B戦闘機がバードストライク、損害は2億円超―中国メディア

Record China    2019年5月16日(木) 12時20分

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中国メディア・観察者網は15日、山口県の岩国基地で7日、米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35Bが離陸時にバードストライクを起こし機体を損傷したことを報じた。写真はF-35。

中国メディア・観察者網は15日、山口県の岩国基地で7日、米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35Bが離陸時にバードストライクを起こし機体を損傷したことを報じた。

米Marine Corps Timesによると、同機は離陸滑走中に鳥と衝突する「バードストライク」を起こし、操縦士は離陸を中止。滑走路から移動し安全に停止したためけが人は出なかったが、機体が損傷した。

記事によると、同機は米第121海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-121)「グリーンナイツ」に所属するもので、2012年に初めて米海兵隊に納入され、17年に岩国基地に配備された。F-35は米ロッキード・マーティン社によって設計・製造され、多くの国が開発・装備している第5世代ジェット戦闘機。その派生型の短距離離陸・垂直着陸機であるF-35Bはアメリカ海軍やイギリス海・空軍で使用されており、15年のデータによると、1機当たり1億2000万ドル(約130億円)とされている。

記事は、「F-35Bの事故は、16年に機械の故障が原因で空中発火した事故、昨年9月にサウスカロライナ州で墜落した事件に次いで今回で3度目だ。どちらの事件でも操縦士は無事だった」とし、「今回の事故は現在も調査中だが、戦闘機の修復費用は200万ドル(約2億1900万円)を超えるとみられており、米国海軍の基準にのっとり、200万ドル以上の損失もしくは人員の死亡また障害につながる、『クラスA事故』と認定されている。米海兵隊では今回の事故と同じ週に、F/A-18『ホーネット』機がアイダホ州で飛行中に発火する事故が起こっており、同様に『クラスA事故』と認定された。同事故でも操縦士は無事脱出している」と伝えた。

戦闘機のバードストライクについて、米ミリタリー・タイムズは「米軍側は飛行場付近に鳥が近づくのを防ぐため、大規模な鳥の群れを検知するレーダー、そして機体に単体で近づく鳥を検知するレーダーの2種類を用いて計測を行っているが、依然として事故を防げていない」と報じているという。

記事は、「米空軍では先月16日にも、F-16機がニューメキシコ州での着陸時にアレチノスリという大型のタカ科の鳥とバードストライクを起こす事故があった」と伝え、「米国防総省によると、2011年から17年までに米空軍では418件の野生動物との衝突事故が起こっており、損失額は1億8000万ドル(約200億円)に上っている」と報じた。(翻訳・編集/岩谷)

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