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【CRI時評】中米貿易摩擦の解決、鍵は互いの関心事に配慮すること

配信日時:2019年5月11日(土) 14時15分
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 ワシントンで行われていた第11ラウンドの中米経済貿易ハイレベル協議が10日に終了した。同協議で中国側代表団を率いた劉鶴中国共産党中央政治局委員兼国務院副総理は協議終了後に取材に応じて、双方は比較的良好に意思疎通と協力を行ったと説明した。交渉は決裂したのではなく、それとは逆に、両国の交渉中に正常かつ避けがたい小さな曲折が生じただけであり、中国側は交渉の今後について慎重ではあるが、楽観視しているという。双方の代表団は今後、北京で改めて意思疎通を続け、交渉を進めるとされる。

 今回のラウンドの直前、米国は関税の引き上げを表明したため、中米の交渉決裂が懸念されていた声があった。中国側代表団はこのような圧力を受けつつも約束通りに米国を訪れ、第11ラウンドの協議に臨んだ。このこと自体が、問題を解決しようという中国側の最大の誠意と、両国国民と世界の人々の利益に対する高い責任感を示すものだ。

 しかし米国は、中国側がすでに合意した内容の一部について改めて交渉することを望んでいると非難し、交渉がまとまらなかった責任を中国側に押しつけようとした。米国側の非難が公正と言えないことは明らかだ。

 中米の経済貿易問題の交渉で、中国側には自らの核心的な関心事があり、このような大原則上の問題での譲歩はできない。まずは追加関税をすべて撤廃し、双方の正常な貿易関係を回復させねばならない。関税は中米貿易紛争の発端であり、もしも合意が達成されれば、追加関税はすべて撤廃されねばならない。産業連鎖のグローバル化が著しい今日、追加関税は必然的に、中米両国いずれの経済にも打撃を与え、産業連鎖の各段階を傷つけることになる。過去1年間あまりの間に、中米経済摩擦によるマイナスの影響が発生した。貿易戦争に勝者はいないということは、すでに証明されている。追加関税は問題を解決する方法にはならない。現在、米国民を含め全世界で追加関税の強行に反対する声が高まりつつある。米国は中国側の求めを尊重し、全世界の人々の利益を考慮すべきだ。

 貿易における買い付けについて、米国側は繰り返し、中国側が米国からの輸入を拡大するよう求め、中国側に具体的な額を承諾することまで要求した。しかし、中国の輸入拡大は、自国内の人々の素晴らしい生活への求めと、経済の質の高い発展の必要にもとづかねばならない。貿易における買付金額は中国の実情に合わなければならない上、全世界を対象にしなければならない。競争力のある製品ほど中国の消費者から歓迎され、「押し売り」はしてはならないものである。

 また、合意文書の文言については、米国側の要求と中国側の主張を共に盛り込み、合意のバランスを実現せねばならない。さらにテキストの表現方法も、中国国内の人々が受け入れられ、国家の主権と尊厳を損ねないものでなければならない。そのような合意文書こそが、真に実行されうるものとなる。

 過去1年あまりにわたり、中国は外部からの衝撃に対して適切な措置を実施してきた。経済の強靭さと市場の潜在力、投資と消費についての信頼は向上した。このことについて劉鶴氏は、中国には政策手段が十分にあり、中国経済は安定して健全に発展する良好な状態を維持していくと、自信を示した。このことは、中国が今後、さらにゆったりと落ち着いて外部からの挑戦に対応し、既定の手配にもとづいて経済の質の高い発展を推し進め、国民の素晴らしい生活への求めを満足させてくことを意味する。

 中国は今後も、これまで通り最大の誠意と最大の努力をもって米国との交渉を継続し、対立点の縮小と共通認識の拡大を追求し、交渉を前進させていく。ただし、こうした交渉は双方の核心的な利益と重要な関心事を尊重し、平等互恵の原則を実現せねばならない。そのようにしてこそ、中米経済貿易交渉はマラソンの最後の階段を上りつめ、「夜明け前の暗黒」を乗り切ることができる。これを踏まえた上で、対立点を抑え、共通認識を拡大させるという付き合い方を探し出し、協調、協力、安定を基調とする中米関係の構築を推進していく。(CRI論説員 盛玉紅)
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