新天皇に初めて面会、新聞に寄稿…日中関係の一層の発展を願い離任した程永華駐日大使―中国メディア

Record China    2019年5月11日(土) 19時20分

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澎湃新聞は11日、史上最長となる9年間の任期を終える程永華駐日中国大使が、離任に際して天皇との面会、新聞への寄稿などを通じて日中関係の今後の一層の発展に期待を寄せたと報じた。資料写真。

澎湃新聞は2019年5月11日付で、史上最長となる9年間の任期を終える程永華(チョン・ヨンホア)駐日中国大使が、離任に際して天皇との面会、新聞への寄稿などを通じて日中関係の今後の一層の発展に期待を寄せたと報じた。

記事は程大使について「中華人民共和国建国後初めて公的に派遣された訪日留学生の1人であり、長年日中両国関係に関する業務に従事して両国関係の発展過程を実際に見てきた、過去最長の在任期間を持つ駐日大使だ」と紹介した。

そして、9日には離任に際して夫人とともに皇居を訪れ、1日に即位したばかりの新しい天皇陛下と皇后陛下に面会し「新天皇にとって、即位後初めて面会した外国の賓客となった」とした。

また、7日には東京都内のホテルで退任レセプションを開催し、安倍晋三首相夫妻のほか閣僚10人など総勢800人余りが出席したと説明。会の中で程大使が「日中関係は日増しに緊密になっており、相互依存がますます深まり、真の戦略的パートナーシップが形成されつつある。双方が日中間の政治的な共通認識をしっかり守り、関係の発展方向を前向きにとらえれば、両国関係の新たな前途が必ずや開けることだろう」とスピーチしたと伝えた。

さらに、8日には日本経済新聞に署名入り文章を寄稿し、日中関係の発展には政治的基礎の維持、正しい方向の把握、経済貿易の深化と共通利益の拡張、友好の絆を深め、国民同士を通わせること、長期的な大局観を持ち、問題や意見の相違を適切に対処することが必要だと強調したと紹介。中国で建国70周年を迎え、日本で令和時代の始まりを迎えた今年は日中関係が新たなステップへと登る大きなチャンスであり、心から両国関係の発展を願うとの考えを示したと紹介した。(翻訳・編集/川尻

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