中国海軍は今や太平洋の一大勢力―米メディア

Record China    2019年5月7日(火) 15時20分

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7日、米ボイス・オブ・アメリカはこのほど、「中国海軍は今や太平洋の一大勢力になっている」とする記事を掲載した。資料写真。

2019年5月7日、中国紙・環球時報は、米ボイス・オブ・アメリカがこのほど、「中国海軍は今や太平洋の一大勢力になっている」とする記事を掲載したことを紹介した。

それによると、記事はまず、1996年に中国が台湾初の総統直接選挙を前に近海にミサイルを発射すると、米国は台湾海峡に空母2隻を配備し、ベトナム戦争以来最大の海軍力を示したこと、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が今年1月、中国が台湾に平和統一を呼び掛けた「台湾同胞に告げる書」の40周年記念式典で演説し、台湾との「再統一」を確実にするための選択肢として軍事力の行使を排除しないと言明したこと、米海軍の軍艦は昨年7月以降、台湾海峡を計7回通過したが、毎回関与したのは軍艦2隻のみで、空母などではないことなどを取り上げた。

その上で、「中国はわずか20年余りの間に世界最強の海軍の一つを築き上げ、現在は南シナ海、東シナ海、黄海という三つの海域を守備している」とし、米議会超党派の委員会が昨年11月、「中国と戦争になった場合には敗北する可能性がある」と警告したとした。

そして、「中国の軍事支出は2021年までの間に、2015年の1679億ドルから2608億ドルへ55%増加すると予想されている。海軍の軍事支出は314億ドルから571億ドルへ82%も増えるとみられている」「中国海軍は現在、約400隻の艦船を保有しており、米海軍大学によると、その数は30年までに530隻以上になりうると予想されている」などと伝えた。

さらに、中国海軍力の評価について「艦船の数は多いが、総合力ではまだ米海軍にはるかに及ばない」「米海軍より少なくとも30年は遅れている」との見方がある一方で、「中国海軍は艦船の規模、品質、能力ともに、外国のトップレベルとの差を縮めつつある」「中国海軍は30年までに水上艦の数と質において米海軍に匹敵する」との指摘もあると伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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