台湾厳戒=中国から持ち込まれそうになった豚肉、アフリカ豚コレラ感染例・感染率が過去最高に

Record China    2019年5月7日(火) 17時40分

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台湾政府関係者は、旅行者が持ち込もうとして没収された豚肉加工品について、4月にはアフリカ豚コレラに感染していたと判明した件数も感染率も過去最高だったと説明した。写真は、中国国内(大陸部)で感染した豚の肉を使っていたことが判明した水餃子のパッケージ。

台湾政府・農業委員会の関係者は、旅行者が通関時に持ち込もうとして没収された豚肉加工品について、4月にはアフリカ豚コレラに感染していたと判明した件数も感染率も過去最高に達したと説明した。大部分が中国からの旅行者が持ち込もうとしたものだった。台湾メディアの三立新聞網が2019年5月6日付で報じた。

同委員会家畜衛生試験所のトウ明中(トウは「登」におおざと)チーム長は、2018年8月28日から今年5月3日までに没収した豚肉関連品は1483点で、このうち1463点について検査を完了したと説明。アフリカ豚コレラに感染していたと判明したのは54点で、中国からの旅行者が持ち込もうとした品が52点、ベトナムからの品が2点だったという。

さらに肉加工品の生産日付から、中国では半月前の時点でも、アフリカ豚コレラの感染抑止ができていなかったことが明らかだという。

同委員会の黄金城副主任委員は、4月には感染が確認された点数が最も多く、感染の割合も過去最高となり1割に近づいたと説明。感染した豚を殺処分せず、食肉加工の原料にしてしまうことが、感染がまん延する原因の一つになっているとの見方を示した。(翻訳・編集/如月隼人

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