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中国の新版人民元まもなく発行、どこが変わった?―中国メディア

配信日時:2019年5月6日(月) 8時0分
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新たな「国の名刺」になる2019年度第5版人民元がまもなく発行されるというニュースが伝わると、社会の各方面で幅広い関心を呼んだ。新版と現行版とどこが違うのか。偽造防止技術はどれくらい向上したか。チェックや識別をどのように保証するか。中国人民銀行(中央銀行)関係者がこうした疑問に答えた。新華網が伝えた。

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世界や中国での経験を踏まえると、新紙幣発行の時期には明確な決まりはなく、現金の流通状況の変化、現金自動処理設備の発展状況、偽札をめぐる状況の移り変わり、偽造防止技術のバージョンアップなどと密接な関わりをもつ。人民銀通貨金銀局の李会鋒(リー・フイフォン)副局長は、「現行の第5版人民元は50元、20元、10元、1元の紙幣と1元、5角、1角の硬貨が発行からすでに10数年がたち、そろそろ調整が必要だった」と述べた。

新版人民元には3つの変化がみられる。

■変化1:より強力な偽造防止技術で識別が容易に

新版第5版人民元は現行第5版人民元の主な図案に関連した要素を変えないことを前提としつつ、より進んだ偽造防止技術を採用し、人間にとってもセルフ端末にとっても識別が容易なものになった。

新版の50元、20元、10元の紙幣は表面中央にある額面の数字が光学可変インクによるものに調整された。たとえば50元なら、角度を変えると「50」の数字が緑色と青色にくるくる変化し、光の帯が数字の上を動いているようにみえる。

新版の50元、20元、10元紙幣は表面右側に透かしの入ったホログラムセキュリティーラインと凹版印刷の識別番号が入る。セキュリティーラインには透かし模様の額面数字が入り、角度を変えると色が変わり、識別しやすくなった。識別番号が加わったことで偽造防止の効果が上がった。

また、新版紙幣は透かしの鮮明度と重ね合わせの効果が目に見えて向上し、15年度第5版の100元紙幣の記番号のフォントを受け継ぎ、人にも現金取扱機器にも識別が容易になった。

李氏は、「2015年11月の発行以来、新版100元紙幣は大規模に偽造されたことがなく、その偽造防止の能力と印刷製造の品質は一般社会から幅広く高く評価されてきた。新版人民元は15年版100元紙幣の偽造防止技術を受け継ぎ、第5版人民元シリーズを踏襲しながら、人民元全体の偽造防止能力を高めた」と説明した。

■変化2:より高品質の印刷で流通に耐える

新版第5版人民元には印刷の品質を高めるさまざまな措置が採用された。たとえば紙の強度を高めて流通の寿命を伸ばし、両面には汚れ防止のコーティングを施して清潔度を大幅に高めている。

新版第5版人民元には目立った変化がある。これまで「金ぴか」だった5角硬貨の材質が変わり、銅メッキ合金のスチールからニッケルメッキのスチールに変わった。

李氏は、「1999年の第5版人民元の5角硬貨に採用された銅メッキ合金のスチール製造技術は、国の産業政策に基づくもので、今では淘汰された遅れた技術になってしまった。技術のバージョンアップと流通のしやすさを考慮して、新版5角硬貨は材質を変えた」と説明した。

■変化3:よりくっきりとした券面、カラーが花添える

現行第5版に比べ、新版の紙幣は表面の毛沢東像や装飾の花、裏面の風景などのデザインを調整し、券面の色彩の明度・彩度を高め、券面の構成のレベルと効果を最適化した。

同局の張萌(ジャン・モン)副局長は、「中心の図案などの要素に変更を加えないことを前提として、新版紙幣は色調や配置などに対する人々のニーズを考慮し、世界のデザインも参考にして、券面をより効果的なものにした。新版紙幣の美観レベルの向上を願う」と述べた。

新版硬貨は主に表面の額面数字のデザインを調整し、裏面の花模様の図案を適宜縮小した。額面数字は斜体に変わり、シンプルでわかりやすいフォントが採用され、より躍動感があり、より目立つなどのビジュアル効果を上げている。

19年度第5版の人民元は8月30日の発行だが、人民銀の指導を受けて金融機関や現金関連機器メーカーのバージョンアップ準備作業はすでに完了している。発行後、各種機器は新版人民元を確実に識別できる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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