米F-35ステルス戦闘機の欠陥暴露―中国メディア

Record China    2019年5月10日(金) 7時40分

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9日、中国メディアの新浪軍事は、「米F-35には欠陥がある」と主張する記事を掲載した。資料写真。

2019年5月9日、中国メディアの新浪軍事は、「米F-35には欠陥がある」と主張する記事を掲載した。

その欠陥とは「3日に1度しか出動できず、メンテナンスに2日かかる」というもの。記事は「米軍の基準からすると、前線の戦闘機は1日平均1.5回以上の出動が求められるが、2018年のF-35の出動率は7カ月連続で30%だった」とした。また、「F-35は1回出動すると2日間メンテナンスをしないと再び出動できないという。つまり1カ月に多くても10回しか出動できないことになる」と主張した。

その上で、記事はこの原因として「部品不足」を挙げた。米政府監査院(GAO)が今年4月にまとめた報告書では「部品不足によって必要な任務を遂行できていない」と指摘されている。記事は、その背景として「F-35の信頼性の低さ」や「部品製造業者が世界中に散らばっているため、物流の問題からすぐに部品が手に入らないこと」を挙げた。

さらに、記事は「ステルス性」にも問題があると指摘。「F-35Aは、超音速での飛行で外装に破損が生じるほか、F-35CやF-35Bは海の塩分の浸食を受ける。離陸時の振動による破損もある」などと主張した。

記事は、4月下旬に米国がF-35Aでイラクのイスラム国に対する爆撃を行ったことや、昨年にF-35Bを投じてアフガニスタンのテロリストを攻撃したことを挙げ、「いずれの攻撃も簡単なことだった。なぜならテロリストにはF-35を撃墜する能力はないのだから」と皮肉交じりに論じた。また、「イスラエルがF-35でシリアにあるイランの基地を爆撃しているが、ロシアのS-300やS-400などの地対空ミサイルを配備したとたん、イスラエルによる飛行は減少した」とも述べた。

記事は、「これがF-35の作用だ。反撃能力のないテロリストしか攻撃できず、大国を攻撃しようと思ったら裸で挑むようなもので、ステルス能力には限りがある」などと主張した。(翻訳・編集/山中)

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