「まさかそんなわけない」=宝くじが大当たり!160円が5億円超に―中国

Record China    2019年4月26日(金) 7時10分

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22日、中国メディアの北京青年網は、宝くじで1等を当て10元(約166円)の元手が3129万元(約5億2000万円)になった浙江省の男性を紹介した。資料写真。

2019年4月22日、中国メディアの北京青年網は、宝くじで1等を当て10元(約166円)の元手が3129万元(約5億2000万円)になった浙江省の男性を紹介した。

7日に抽せんが行われた2色のボールによる数字選択式くじ「双色球」で、浙江省紹興市から5口の1等当せんが出た。この5口すべてを購入したのが、現地在住の男性・廖(リアオ)さんだ。

廖さんは6日の仕事帰りに、行きつけの宝くじ販売所にいつも通り立ち寄り、くじを買い求めた。ここ何回かの当せん番号を観察し、赤玉の番号6つと青玉の番号1つを選び、5口購入。1口2元(約33円)なので計10元だ。

そして、8日に廖さんがSNSを見ていると、「うちの店で大当たりが出た。みんな手元のくじを確認して」という販売所の主人からの情報が目に留まった。「まさかそんなわけない」と思いながら自分の買ったくじを見ると、なんと1等に当せんしていた。160円が5億円超に化けたのだ。

廖さんはその時の自身について「自分の心臓の音が聞こえたよ。高額当せんするとは夢にも思わなかった」と語り、その日は午前中いっぱい平静を保っていられなかったそうだ。気分を落ち着けるために一度冷水シャワーを浴び、それからネット上でくじを何度も照合し確かめたが、やはり自分が1等に当せんしていることに間違いはなかった。

廖さんは、両親が病気で入院し、多くの借金を抱えていて生活はとても苦しかったという。家計の負担を減らすため、18歳で出稼ぎに出た。2015年から紹興で働いていたが、春節に実家に帰れないほど仕事は大変で、仕事帰りに宝くじを買うのがささやかな楽しみの1つだった。当せんしたことを連絡すると、両親はたいそう喜んだそうだ。

「すぐに取りに行って面倒が起きると嫌なので」と敢えて時間を置き、16日に当せん金を受け取りに行った廖さん。「実家に帰って両親と一緒に過ごしたい。そして北京や上海に旅行に連れていきたい」と使い道を明かした。また、実家の農作物を商品として販売する企業を始めるための資金に充てたいとも。さらに、「忙しくて結婚のことを考えられずにいたら、もういい歳になってしまった。そろそろ考えないとね」と、結婚資金としても活用したい考えを語り、にっこりと笑ったという。(翻訳・編集/川尻

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