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“世界初”折り畳みスマホの欠陥を認めたサムスン、韓国メディアが「信頼に大きな打撃」と懸念

配信日時:2019年4月24日(水) 18時50分
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23日、韓国・ハンギョレ新聞は「サムスン電子が初めて機器の欠陥問題で新製品の発売を延期した」とし、「市場と顧客の信頼に大きな打撃を与えることになった」と伝えた。写真はサムスン本社。

2019年4月23日、韓国・ハンギョレ新聞は「サムスン電子が初めて機器の欠陥問題で新製品の発売を延期した」とし、「市場と顧客の信頼に大きな打撃を与えることになった」と伝えた。

サムスンは米国で26日(現地時間)に予定されていた最新折り畳みスマホ「ギャラクシーフォールド」の発売の延期を発表し、その理由について「製品の完成度を高めるため」と説明した。サムスンは18日には、レビュー用端末を使用した記者たちからの「ヒンジ部分(画面の折り曲がる部分)に膨らみができる」「画面が割れた」との指摘に対し「使用上の問題」と答え、欠陥の可能性を否定していた。

これについて業界は「サムスンがファーストムーバー(first mover)戦略を無理に推し進めたため、技術が追いつかずに発生したこと」とみているという。サムスンは今回、「世界初の折り畳みスマホ商用化」のため、これまで使用してきた強化ガラスの代わりに透明ポリイミド(CPI)フィルムを使用した。サムスンのライバルである米アップルは耐久性を強化するため「曲がるガラス」の開発に投資するなど長期戦に備えており、ディスプレイに強い韓国LGは折り畳みスマホに「時期尚早」との考えを示している。業界関係者は「猛追する中国ファーウェイなどを意識するあまり、サムスンは焦って推進してしまった」と指摘したという。サムスンは今月初めにも「世界初」の5Gスマホを韓国内で発売したが、通信不良などの問題で利用者から批判を受けている。

サムスンはギャラクシーフォールドの販売目標を「100万台以上」と設定していた。サムスンのスマートフォンの年間出荷量は約3億台であるため、今回の事態による損失は大きくないとみられている。しかし記事は「市場の信頼を失った点は非常に致命的」と指摘し、「サムスンは2016年にギャラクシーノート7のバッテリー爆発問題で2度のリコールと製品の販売中止を発表した後、消費者からの信頼を回復するのに相当な時間がかかった」と説明している。

これについて韓国のネットユーザーからは「サムスン頑張れ。分析を重ねて欠陥を直し、また発売すればいい」「サムスンが世界最高ということに変わりはない。より完璧にして発売しよう」「次こそ世界を驚かせよう」「信頼を失うなんて大げさ。どうせ、折り畳みスマホを完璧に作るのは不可能だから」など、サムスンへの応援メッセージが寄せられている。

一方で「サムスンは挑戦する意欲はあるんだけど、代わりに安全性が急低下したようだ」「サムスンのスマホの輸出が減れば国民の所得にも影響が出る。それでなくても景気が悪くて国民の生活は苦しいのに」などと懸念する声や、「発売だけ早くても意味ない」「韓国にはサムスンを否定する人がいないから欠陥に気付けなかったのだろう」「ギャラクシーフォールドじゃなくてギャラクシーフォールトだね(笑)」「そもそもスマホを折り畳む必要があるの?」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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2018年4月3日 10時40分
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