「悪化した日韓関係が浮き彫り」日本の外交青書に、韓国ネットの反応は…

Record China    2019年4月23日(火) 20時20分

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23日、日本政府が発表した今年の外交青書について、韓国・聯合ニュースTVは「韓国との関係悪化が反映されている一方、北朝鮮には融和的ジェスチャーを送る内容が盛り込まれた」と伝えた。写真は外務省。

2019年4月23日、日本政府が発表した今年の外交青書について、韓国・聯合ニュースTVは「韓国との関係悪化が反映されている一方、北朝鮮には融和的ジェスチャーを送る内容が盛り込まれた」と伝えた。

記事は、今年の日本の外交青書で目を引く点として「距離が遠くなった日韓関係が浮き彫りになっている」と指摘し、「昨年は記載されていた『日韓関係には困難な問題も存在するが、これを適切に管理して未来志向に発展させていくことが重要だ』との表現が、今年は削除された」と説明した。代わりに日韓対立のきっかけとなった哨戒機レーダー問題などに言及し、「韓国による否定的な動きが相次ぎ、日韓関係は非常に厳しい状況に直面した」と指摘する文が加えられている。慰安婦問題に関しても昨年より分量が増え、2015年12月の合意により最終的かつ不可逆的に解決されたことが強調された。元徴用工についての表現は、旧民間人徴用工から旧朝鮮半島出身労働者に変更されたという。

これらについて、記事は「日本企業に元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁の昨年10月の判決に反発している安倍政権の立場がそのまま反映されたものだ」と指摘している。

一方、北朝鮮に対する表現は「多少和らいだ」とし、「北朝鮮の核・ミサイル問題に対して最大限の圧力を高めていくとの文が削除され、日朝関係の項目が3年ぶりに復活した」と説明している。

これに、韓国のネットユーザーからは「すいぶん勝手な外交青書だな」「日本はまだ歴史歪曲(わいきょく)を続けている」と批判的な声が上がり、日韓関係悪化の原因について「関係を壊したのは日本でしょ?」「日韓関係が厳しい状況にあるのは、日本が韓国に対して傲慢な態度を取っているからだ」「加害者の心からの謝罪。これさえあれば日韓関係はすぐに改善する。これは日本も十分分かっているはず」などと主張する声が多く寄せられている。

一方で韓国政府の問題を指摘する声もあり、「現政権に外交を担当する場所はないのか?」「朝鮮半島の有事の際に米国以外で助けを求められる国は日本しかない。文政権は今の日韓関係を放置していてはいけない」「反日感情をあおって何の得になる?」などが見られた。

その他「日本との関係改善はもう無理だ。日韓は緊密な協議が必要な関係なのに、国の利益を考えずそれぞれの政権のため互いに状況を悪化させ続けている」と主張する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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