韓国総選挙、セウォル号遺族に驚きの発言をした議員が除名の危機

Record China    2020年4月10日(金) 8時0分

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8日、韓国・YTNによると、ある議員が公の場でセウォル号遺族に「不適切な発言」をしたとして物議を醸している。写真は韓国セウォル号沈没事故の真相究明を求めるメッセージ。

2020年4月8日、韓国・YTNによると、国会議員総選挙の投票日が1週間後に迫る中、ある議員が公の場でセウォル号遺族に「不適切な発言」をしたとして物議を醸している。

記事によると、最大野党「未来統合党」のチャ・ミョンジン候補は京畿道(キョンギド)富川(ブチョン)市選挙管理委員会主催のテレビ討論会で「セウォル号遺族とボランティアが追悼テント内で性行為を行った」と述べたという。

チャ候補は昨年のセウォル号沈没事故5周忌の際にも遺族らに向かって「子どもの死に対する世間の同情を利用している」と不適切な発言をして、党から懲戒処分を受けていた。

今回の発言を受け、未来統合党の選挙対策委員会はチャ候補に対する除名措置を検討しているという。

これに韓国のネットユーザーは「党員の管理もしっかりできないくせに、国を治める心配などしてる場合じゃない」「チャ候補の達者な口を知ってて公認したのだから、未来統合党も何も言えないだろう」「さすが期待を裏切らない発言。なんで公認したの?恥ずかしい」など厳しい声が上がっている。

一方で「発言内容は事実なのでは?」「どこが不適切な発言なの?セウォル号事故は胸の痛む事件だけど、これに関する人々の不適切な行為については指摘するのは悪いことじゃない」「今回をきっかけに、闇に包まれていた真実が明らかになった。政府の圧力なのか、ちょっとネットのニュースで取り上げられただけで消えたのも怪しい」との声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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