東芝の米LNG事業売却が暗礁に、相手側中国企業が契約解除を連絡、その他

Record China    2019年4月12日(金) 9時40分

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東芝の米LNG事業からの撤退が暗礁に乗り上げた。売却先の中国企業から契約解除の連絡があった。

東芝の米LNG事業からの撤退が暗礁。売却先の中国企業から契約解除の連絡があった / NECが中国で大型蓄電システムを提供 / アジア最大規模「中国美容博」で現地ライブコマースKOLによる越境型販売 / 中国のハーブティー老舗が東京で博物館をオープン。

●東芝の米LNG事業売却が暗礁に…相手側中国企業が株式譲渡契約を解除と連絡

東芝の米LNG事業からの撤退が暗礁に乗り上げた。連結子会社の東芝アメリカLNGコーポレーションの発行済み株式のすべてを譲渡することで中国企業の新奥生態(ENN)と契約を締結したが、ENNから契約解除の意向との連絡があった。2019年4月11日付で発表した。

東芝によると、3月末までの事業撤退を想定していたが、同時点で対米外国投資委員会(CFIUS)の承認、中国の国家外資管理局の認可、ENNの大株主である新奥控股投資の保障提供に関連するENN株主総会の承認が未了で、東芝は譲渡の早期完了を目指して、ENNと確認中だった。

ENNから10日開催の同社取締役会で、株式譲渡契約の完了期限の3月末を過ぎ、短期間で条件充足ができないため、譲渡の継続に大きな不確定性が発生するとして、取引を中止するとの連絡があったという。

●NECが中国のエネルギーサービス企業に大型蓄電システムを2基提供

NECは11日、同社エネルギー関連子会社のNECエナジーソリューションズが、中国のエネルギーサービス企業であるRay Power Systemsに出力9MWの大型蓄電システムを2基提供し、いずれも稼働し始めたと発表した。

同システムはRay Power Systemsが保有・運用し、電力系統における周波数や電圧などの電力品質を維持するための「周波数調整サービス」を提供する。提供した大型蓄電システムは、内モンゴル自治区のオルドス市内の発電所と、河北省の唐山市の発電所に提供された。

●ツナガル、アジア最大規模「中国美容博」で現地ライブコマースKOLによる越境型販売を実施

グローバルマーケットでのプロモーション・PRの企画・実施を手掛けるツナガル(本社・大阪市)は11日、「中国美容博覧会」の日本総代理店であるキレイコムと東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)と共同で、5月20日から22日にかけて、上海で開催されるアジア最大規模の美容博覧会「第24回中国美容博覧会」で特設ブースを設置し、中国KOLのライブコマースによる日本製品の販売とPRサービスを提供すると発表した。

「中国美容博覧会」はアジア最大規模の美容関連見本市で、2018年には48万人以上が来場した。ツナガルなど3社は特設ブースを設置し、中国KOLを活用したライブコマースによる日本製品の販売・PRサービスを提供する。当日来場できなかったバイヤーや一般消費者にも、強力な訴求力で情報提供することが可能という。

●中国ハーブティーの老舗「王老吉」が年内に東京でハーブティー博物館をオープン

中国のハーブティー老舗で、缶入りハーブティーなどの販売で知名度も高い王老吉は、東京で年末にハーブティー博物館をオープンする予定だ。マルチメディアを通じてハーブティーの歴史を紹介する。王老吉によると、4カ月前に米ニューヨークでもハーブティー博物館をオープンした。また、現在は60の国と地域に製品を流通させているが、日本は東アジア最大の輸出市場という。

同社は1828年の創業。中国文化に裏打ちされたブランドを、世界にさらに広く浸透させていく考えだ。(翻訳・編集/如月隼人

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