上海地下鉄がエスカレーターの「片側空け」提唱を取りやめ、歩行禁止に―中国メディア

Record China    2019年4月11日(木) 9時50分

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9日、中国新聞網によると、上海地下鉄がエスカレーターで右側に立って左側は歩行することを提唱しなくなった。写真はエスカレーター。

2019年4月9日、中国新聞網によると、上海地下鉄がエスカレーターで右側に立って左側は歩行することを提唱しなくなった。

記事は、「エスカレーターを利用する時、右側に立ち、左側は通路とすることが基本的なルールとされてきた。しかし、上海地下鉄が最近発表した『エスカレーター利用時の注意事項』の8項目の中から、『右側に立ち左側を歩行する』ことの提唱が無くなり、第1条は『歩行または走ることを禁止』になった」と伝えた。上海地下鉄によると、「エスカレーター利用時の注意事項」は「国家の関連基準に基づき実施される」もので、エスカレーターでの歩行禁止は乗客の安全を考慮してのことだとしている。

記事によると、9日、上海地下鉄静安寺駅では、ホームのアナウンスで繰り返し「手すりにしっかりとつかまり、スマートフォンを見ないで、足元の安全に注意してください」との放送が流れていた。しかし、ラッシュ時には少なからぬ乗客が、習慣的にエスカレーターの右側に立ち、左側を空けていたという。

上海地下鉄徐家匯駅派出所の呉兪東(ウー・ユードン)氏は、「エスカレーターの歯車は時々ごみや吸い殻を巻き込んでしまい、突然停止することがある。歩行は危険で、利用者は転倒する危険もある」と指摘している。

業界関係者は、「エスカレーターの片側空けは荷重が不均等になるため、特定の部品にだけ過度の負荷がかかる。設備寿命の短縮につながり、頻繁な故障を招く」としている。一方で、記事は「すでに習慣となった片側空けを変えるには時間がかかるだろう」としている。(翻訳・編集/山中)

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