長過ぎる10連休を嫌う日本人、休暇はどれほどの長さが一番幸福か―中国メディア

Record China    2019年4月7日(日) 9時10分

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5日、新京報は、10連休に対する日本人の反応と、ちょうどよい休暇の長さについて紹介する記事を掲載した。資料写真。

2019年4月5日、新京報は、10連休に対する日本人の反応と、ちょうどよい休暇の長さについて紹介する記事を掲載した。

記事は、日本では新天皇の即位に伴い、今年のゴールデンウイークが10連休になると紹介。しかし、朝日新聞の調査によると、日本人の45%が10連休をうれしくは思っていないと回答し、うれしいと回答した人は35%にすぎなかったと伝えた。

記事は、例えば「10日間もの休みに、まず多くの投資家が否定的な反応を示した」と紹介。ジャパンタイムズによると、10日間も市場が閉まることへの影響を心配する声が出ているという。

このほか、日給や時給で給与を得ている人たちにとっては、長期休暇は収入が減ることを意味することや、一部の女性からは夫や子どもが家にいることで家事が増えるとの意見があること、子どもにどんな計画をしてあげればよいか分からないとの声や、大人自身もこんなにも長い休暇をどう過ごせばよいか分からないとの声があると紹介した。

一方で、10連休を歓迎する意見も少なくはないと指摘。長期休暇で旅行を計画する人が増えたためで、ジャパンタイムズによると、今年1月から旅行会社では予約数が大幅に増加しており、特に海外旅行は例年の3倍になっているという。また、多くの独身者にとっては、10連休が婚活の良い機会になっているとも伝えた。

このように、長期休暇に対してはさまざまな反応があるが、休暇はどれほどの長さだと幸福感が最も高くなるのだろうか。記事は、英BBCの報道を引用し、「休暇の計画は人を喜ばせ、ストレスを軽減し、突発的な心臓病やうつ病のリスクを軽減し、職場に戻った時により集中し創造力を発揮できるようになる」と、休暇のメリットを紹介した。

一方で記事は、「長過ぎる休暇は、疲労感をもたらし、バカンス出発前の興奮と初めの数日の幸福感の後、快適な家に帰りたいとの気持ちに代わる」と指摘。BBCは、「経済学における至高点の概念は、休暇の長さを決定する上で役に立つかもしれない。ここでいう至高点とは、個人の満足度が最も高い点のことで、この点を超えると、人の満足感は逆に下がり始める。つまり、良いものであっても多過ぎると良くないということだ」と解説した。

その上で記事は、フィンランドで行われた休暇に関する研究について紹介。54人に対して、休暇が進むにつれて身心に与える影響について調べたところ、休暇から8日を過ぎると幸福感が減少することが分かったという。この研究チームのメンバーであるJessica de Bloom氏は、「休暇の恩恵を十分に得るには、8日間がおそらく理想的だ」と語ったと伝えた。(翻訳・編集/山中)

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