中国政府が「eスポーツ選手」を職業として公認、2019年には市場規模1.7兆円との予測も―中国メディア

Record China    2019年4月5日(金) 23時50分

拡大

中国政府がeスポーツの運営者や選手を職業として公認した。中国でのeスポーツ市場規模は2019年に約1兆7000億円に達するとの予測がある。

中国政府が、eスポーツの運営者や選手を職業として公認したことが分かった。eスポーツとはコンピューター・ゲームをスポーツ競技とみなして試合や各種イベント、動画中継などを行うことを指し、中国での市場規模は2019年には1037億5000万元(約1兆7200億円)に達するとの予測がある。中国メディアの新京報が2019年4月3日付で報じた。

新京報によると、中国政府・人力資源和社会保障部(人力資源と社会保障省)などが1日に発表した新たな職業分類一覧に、eスポーツの「運営師」と「競技員」が追加されていたという。

「運営師」の具体的な職業内容は「eスポーツ活動の全体的計画やルールの概念の策定。活動方式の策定」「eスポーツの商業価値の分析と評価」「eスポーツ活動での各資源を手配し、活動を組織する」で、「競技員」は「さまざまなeスポーツの試合や訓練、体験活動で演技を行う者」とされいる。

中国ではeスポーツが急速に普及し、産業としても成長している。中商情報網の1月1日付記事によると、2015年には306億元(約5070億円)だった中国におけるeスポーツの市場規模は18年には863億元(約1兆4300億円)にまで拡大し、19年には1037億5000万元に達すると予想されている。

別の報道によると、2018年におけるeスポーツ産業の収入のうち93.0%が「クラブ収入」だ。内訳としては所属選手の獲得賞金のクラブへの分配分や、クラブが販売する周辺製品の売り上げなど。次に多いのは、試合の実況中継に伴う収入で、全体の5.6%という。

全世界におけるeスポーツ人口は2015年時点では2億4000万人で、うち中国人は1億人。2020年には全世界で5億9000万人、うち中国人は3億5000万人と見込まれているという。(翻訳・編集/如月隼人

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携