ハワイの米海兵隊機が韓国で“異例”の単独訓練、その真意は?

Record China    2019年4月3日(水) 12時40分

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2日、韓国・朝鮮日報は「ハワイの米海兵隊、韓国に出動して異例の訓練」と題する記事を掲載した。写真は米軍の大型輸送ヘリCH53。

2019年4月2日、韓国・朝鮮日報は「ハワイの米海兵隊、韓国に出動して異例の訓練」と題する記事を掲載した。

記事によると、最新型の垂直離着陸機など米海兵隊所属の航空機14機が先月にハワイから韓国へ出動し、訓練を実施していたことが分かった。米太平洋海兵隊のルイス・クラパロッタ司令官が今月1日、韓国海兵隊創設70周年国際シンポジウムを前に公開された発表文で明らかにした。

これまでは沖縄の在日米軍基地から朝鮮半島へ出動していた。大規模な米韓合同海兵隊演習「双竜訓練」が実施されない状況の中、米軍が韓国でこうした訓練を行うのは「異例」のことだという。記事によると、米軍の戦略偵察機が相次いで朝鮮半島付近に出動していることとあわせ、「米軍が独自に北朝鮮へ軍事的圧力を掛けようとしているのではないか」という見方が浮上しているという。

専門家らは米海兵隊の今回の訓練について、韓国海兵隊および特殊部隊と共に訓練を行ったものの、「事実上の米軍単独の訓練に近い」と話したそうだ。

記事は「今回の訓練が事実上、北朝鮮への特殊部隊潜入を想定したものだという点も目を引く」とも伝えている。

米海兵隊機は3月初めから現在まで浦項(ポハン)の米海兵隊基地をはじめ、烏山(オサン)・群山(グンサン)の米空軍基地などを行き来しながら韓国国内で訓練を続けていると言われており、韓国軍の消息筋は「米海兵隊機が1カ月以上にわたり韓国国内の米軍基地を行き来しつつ訓練を行うことも異例」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では男性ユーザーを中心に「米国よ。北朝鮮の共産体制が崩壊するまで徹底して北朝鮮制裁をお願いします」「いいね。さすが同盟国」「韓国を守ってくれてありがとう!」と訓練を好意的に受け止めるコメントをはじめ、「韓国で国軍を除いて自分たちだけで訓練?これは何を意味してるのかな?」「文大統領に言っても話が通じないから米軍にやらせてるんだね」「今韓国と訓練しても戦術が漏れちゃうからパス。中韓北VS日米の構図」「韓国ももはや裏切られた」と訓練の真意に関するコメントも多く寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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