「期待していたのに…」韓国の若者が文大統領の前で涙=韓国ネットは意見さまざま

Record China    2019年4月3日(水) 11時10分

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1日、韓国・朝鮮日報によると、青瓦台で文在寅大統領と市民社会団体の代表らによる懇談会が行われ、出席した青年が「政権は変わったが、政府の青年政策は変わっていない」と涙を流して訴えた。写真は韓国大統領府。

2019年4月1日、韓国紙・朝鮮日報によると、青瓦台(韓国大統領府)で同日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と市民社会団体の代表らによる懇談会が行われた。出席した青年は「政権は変わったが、政府の青年政策は変わっていない」と涙を流して訴えたという。

記事によると、この青年は「全国青年政策ネットワーク」のオム・チャンファン代表。出席者によるテーマ発表に立ち、「青年基本法」について意見を述べた。

オム代表は「政権が変わって若者は大いに期待したが、いまだ青年問題に対する政府の認識は断片的だ。若者の生活全般を重くとらえている様子が見受けられない」とした。同団体は青年基本法の制定に向けて活動し、署名運動を行って、国会に伝達したが、2年が経過しても明確な答えを聞けていないという。朴槿恵(パク・クネ)政権時にあった「青年委員会」がなくなり、現在は担当秘書官もおらず、担当部署もなく、「誰と話をすればいいのか、今後どう運動を進めていけばいいのか、何が問題なのか全く分からない状態」とし、「そうした点をきちんとしてほしい」と訴えた。

また、「私たちの世代には、熟議を重ねる時間もないし、自分たちで進めていく資源も絶対的に不足している。こうした問題を大統領に何とかしてほしい」と訴え、感情をこらえきれない様子で涙を流したという。

このテーマ発表でオム代表は2人目の発言者だったが、3人目からは非公開とされた。「選挙制度改革」「財閥改革」などについての発表が行われたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ろうそくを持たせ、選挙に利用した若者たちを泣かせた汚い政権だ」「この国の未来を考えたら私も泣きたい」「何を恐れて非公開にしたんですか」「左派のための集まりだったのか。どうして非公開にしたんだ?」など、政府批判のコメントが殺到している。

その他、「変わっていないことはない。悪い方にばかりだけどね(笑)。こうなることが分からなかったのか?文大統領の議員時代の言動を考えてごらんよ。それでも支持したんじゃないか」「どうして泣く?自業自得だ。自分たちが票を入れたんだから」「労組の事務処長を務めています。青年に未来はない。低賃金、非正規労働者に未来はない。ただ貴族労組、特定労使のためだけの政策だ。政府は貧困層、自営業、庶民、青年、日雇い労働者だけを苦しめている。私たちが蔑視していた前の政権の方がましに思える」「あの場所で泣きたいのはこっちだ。大学を卒業したのに、どうして就職できないんだって。ああ、本当に涙が出てくるよ」など、さまざまな意見が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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