日韓のF-35が中国を包囲=専門家「中国にはJ-20がありプレッシャーは大きくない」―中国紙

Record China    2019年4月1日(月) 16時20分

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1日、中国紙・環球時報は、「中国が日韓の最新鋭ステルス戦闘機F-35に包囲されている」ことについて、中国の軍事専門家が「中国にもステルス戦闘機のJ-20があり、プレッシャーは大きくない」との見方を示していることを伝えた。写真はJ-20。

2019年4月1日、中国紙・環球時報は、「中国が日韓の最新鋭ステルス戦闘機F-35に包囲されている」ことについて、中国の軍事専門家が「中国にもステルス戦闘機のJ-20(殲-20)があり、プレッシャーは大きくない」との見方を示していることを伝えた。

記事はまず、韓国空軍が運用するF-35Aの第1・2号機が先月29日午後、清州空軍基地に到着し、韓国は世界でも数少ないステルス戦闘機の保有国となったこと、日本でも航空自衛隊三沢基地に先月26日、12機のF-35で構成する新生第302飛行隊が発足したこと、日本はステルス戦闘機を垂直着陸型のF-35Bを含めて140機体制とする計画であること、米海軍が長崎県佐世保市の佐世保基地にF-35Bを艦載機として運用することを重視した大型強襲揚陸艦「アメリカ」の配備を検討していることなどを紹介。「中国の周辺に米国製ステルス戦闘機の姿が増加している」とし、「米軍は中国の周辺の多くの国に空軍基地があり、必要に応じてF-35を配備することができる。地図上では、中国はすでに米国製F-35ステルス戦闘機に半ば包囲された状態だ」と指摘した。

その上で、中国の空軍専門家の傅前哨(フー・チエンシャオ)氏が、こうした状況について、「アジア太平洋地域でF-35の配備数が劇的に増加し、近隣諸国に脅威を与えているが、そうした圧力は中国にとって特に大きなものではない」とし、「中国にもステルス戦闘機があり、その性能は非常に良い。伝統的な戦闘機同士の空中戦に加えて、防空システムと攻撃手段の進化により、中国軍の対ステルス戦闘機の手段もより増えている。航空技術や装備品の水準の向上により、F-35の包囲から来る圧力はそれほど大きくない」と述べていることを伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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