いちばん気がかりな人々は<習近平氏が語る国民生活の物語(二)>

CRI online    2019年3月27日(水) 12時4分

拡大

 毎年、旧正月が近づくと、習近平総書記は中国の貧困地域を訪れます。習総書記は「新年の到来に際して、いちばん気がかりなのは生活が困難な人々のことだ」と話しています。習総書記は現地に足を運び、貧困地域の人々の生活を直接調査することで、その原因を把握し、貧困支援の方針と目標を定めていま...

 毎年、旧正月が近づくと、習近平総書記は中国の貧困地域を訪れます。習総書記は「新年の到来に際して、いちばん気がかりなのは生活が困難な人々のことだ」と話しています。習総書記は現地に足を運び、貧困地域の人々の生活を直接調査することで、その原因を把握し、貧困支援の方針と目標を定めています。中国の最高指導者として、習総書記は「全面的な小康社会(いくらかゆとりのある社会)を実現させる道には、貧困者を一人も残してはいけない。すべての農民が改革と発展の成果を分かち合うべきだ」と数回にわたって強調しています。

 習総書記は2016年の全国人民代表大会と全国人民政治協商会議(両会議)の期間中、湘西トウチャ族ミャオ族自治州の郭建群州長と会見し、十八洞村の住民の婚姻件数について尋ねました。郭州長は笑顔になって、「7組」に増えたことを伝えました。貧困は、村に暮らす男性に結婚難をももたらします。そのため習総書記は、現地の貧困脱却の進捗状況を、婚姻件数の増加を通して判断しています。

 2013年11月、習総書記は山奥にある、この十八洞村を視察し、貧困家庭の実際の生活状況を確認しました。中国政府の基準では、貧困状態にあると定められているのは1人当たりの純年収2300元以下の人々です。人口わずか1000人以下の十八洞村では、2013年時点の1人当たりの平均年収は1700元を下回り、当時の農民の平均年収の5分の1の金額となっていました。

 習総書記はこの視察中に、これまでのような大規模な貧困扶助でなく、初となる「ターゲットを絞った貧困支援策」を、この十八洞村を対象に実施することを提起し、実情に基づいた措置の実施を要求しました。これにより、十八洞村は労働経済、特色ある栽培業と養殖業、ミャオ族の刺繍、そして観光サービス業を確立し、2017年に貧困からの脱却を実現させました。こうして、十八洞村の多くの独身男性が結婚できるようになり、この村の経験はその他の貧困地域の参考モデルとなっています。

 習総書記は2017年6月、山西省呂梁山地の貧困家庭を訪れ、病気の治療が原因で生活困難に陥ってしまう人々の状況を調査しました。この調査を踏まえて、80万人を超える医療機関の職員が動員され、多額の治療費が必要となる疾病45種が確定されました。

 習総書記は今年の新年の挨拶で「この1年間、全国では125の県、1000万人の農民の貧困脱却を実現した。抗がん剤17種の価格が引き下げられ、医療保険の適用範囲内に入れられた」という朗報を紹介しました。

 習総書記の心の中にある全面的な小康社会とは、最も厳しい貧困状況にある人々に、幸せな生活を送らせることだと言えるでしょう。(提供/CRI

 (写真提供:新華社)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携