中国人の海外旅行、消費動向に3つの変化―英メディア

Record China    2019年3月29日(金) 1時30分

拡大

27日、英ニュースサイト「BRINK News」はこのほど、「中国人の海外旅行での消費動向に三つの変化が生じている」と伝えている。写真は南極。

2019年3月27日、中国メディアの環球網によると、英ニュースサイト「BRINK News」はこのほど、「中国人の海外旅行での消費動向に三つの変化が生じている」と伝えている。

それによると、BRINK Newsの記事はまず、「中国人旅行者はもはや買い物のために海外に出かけるのではない。中国で中間層の規模と富が増加する中、ますます多くの中国人が国際的な旅行者へと変化している」とした。

そして「中国人旅行者は、どこへ行き何を体験するかの選択においてますます大胆になってきている。そうした変化は、彼らがどこで何にお金を使うかに影響を及ぼしている」とし、次の三つの傾向を上げた。

一つ目は「体験への消費の増加」だ。記事は「コンサルタント会社のオリバー・ワイマンによると、中国人旅行者が旅行の主な目的として『買い物』と回答した割合は2016年の91%から18年の41%へと急減した。一方で『観光』や『レクリエーションとエンターテインメント』への消費は増加している」とした。

二つ目は「ソーシャルメディアによる共有体験の推進」だ。記事は「中国人旅行者は特に、SNSを通じて共有することができる体験に関心を持っている。市場調査会社のニールセンと決済サービスのアリペイは報告書で、『一般的に裕福な中国人観光客にとって、旅行の目的地と体験は費用よりも重要な要素だ』と指摘している。買い物が他の消費項目に取って代わられたため、中国人旅行者の全体的な消費額は若干減少している」とした。

三つ目は「本物の体験の追求」だ。記事は「ますます多くの中国人旅行者がアイスランドやヨーロッパ大陸、北米などに向かうようになっている。彼らはより本格的な体験を求めている。ニールセンの調査の回答者の56%は、旅行先を選ぶ際に最も考慮することとして『美しい景色と独自性』を上げている」とした。

記事はこのほか、「中国人旅行者は食べるものにもより冒険的になり、現地料理を試すことをますます好むようになっている。彼らは本物の味を体験することができるレストランを見つけるためにウェブサイトの評価やレビューを愛用している。現地料理に対する好奇心の高まりとともに、中国人旅行者はブティックホテルや地元の人々の家に滞在することも好んでいる。レストランと同様に、オンラインレビューを参考にしている」とも伝えている。(翻訳・編集/柳川)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携