安倍首相と文大統領は“水と油”の関係?「信頼の復元が急がれる」

Record China    2019年3月25日(月) 10時0分

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21日、韓国・中央日報は、安倍首相と文大統領の「相性」に注目した。資料写真。

2019年3月21日、韓国・中央日報は、安倍晋三首相と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「相性」に注目した。

記事はまず、昨年5月9日に東京の首相官邸で両首脳が昼食を共にした際の出来事を伝えている。安倍首相は文大統領のためのサプライズプレゼントとしてハングルで「文在寅大統領就任1周年おめでとう」と書かれたイチゴケーキを準備していた。ケーキが登場するや出席者らからは一斉に拍手が起きたというが、文大統領は安倍首相が「ケーキをどうぞ」と勧めても、「(インプラントの手術などで)歯が良くないので甘いものはあまり食べられない」と拒否。そのため韓国側の参謀がケーキを分け合って食べたという。

また、記事は「慰安婦問題や徴用工問題、レーダー照射問題、北朝鮮核問題などで日韓関係は『過去最悪』との烙印が押されている」と伝えている。両国の専門家の間では「人間的な信頼と親密な関係に基づく虚心坦壊(たんかい)な首脳間の外交が行われていないのが最も大きな問題」(一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ財団の船橋洋一理事長)などの指摘が出ている。「両首脳間の呼吸の不一致の原因には、両国間の慢性的な葛藤構造があるが、両首脳のスタイルの違いも作用している」との指摘も多いという。さらに、安倍首相は政治家一家で育ったが、文大統領は庶民出身の弁護士と、全く異なる人生を歩いてきたため、日韓外交関係者の間では両首脳を「金星男と火星男」、「水と油」と例えることもあるという。

ソウル大日本研究所のナム・ギジョン教授は「首脳間の信頼の復元が急がれる」と指摘しているという。

韓国のネット上では、30~40代を中心に「金正恩(キム・ジョンウン)が(ケーキを)食べようって言ったら、喜んで食べたかもね(笑)」「いくら日本が嫌いだからって…。食べるまねぐらいしなきゃ。歯が悪いくせに、金正恩がくれた弾力のある(平壌)冷麺は食べてたじゃん」「基本的なマナーがなってない。安倍首相が好きでケーキを準備したと思う?。韓国との外交交渉を円滑にしようとする意図だよ」「(記事が文大統領を論理派と伝えていることを指摘して)論理派?。感情派じゃなくて?」など、文大統領の対応を「大人げない」と感じている人が多いようだ。

文大統領の生い立ちに関しても「父親が日本統治時代に高位職だったってことは、親日の残滓(ざんし)」「誰が親日派なんだか。文大統領の父親は日本統治時代に北朝鮮で米の搬出担当公務員だった」という指摘も出ている。(翻訳・編集/松村)

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