中国における2月の映画興行収入が月間世界最多記録達成

人民網日本語版    2019年3月4日(月) 20時10分

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中国映画統計情報網の統計によると、今年2月における中国大陸部の映画興行収入が110億元(1元は約16.70円)を突破し、昨年2月の101億元を超え、世界における単一市場の最多興行収入、月間最多興行収入を再び塗り替えた。

中国映画統計情報網の統計によると、今年2月における中国大陸部の映画興行収入が110億元(1元は約16.70円)を突破し、昨年2月の101億元を超え、世界における単一市場の最多興行収入、月間最多興行収入を再び塗り替えた。中国大陸部は、月間興行収入が2回100億元を超えた初の映画市場となった。人民日報が伝えた。

「映画館に行って映画を見る」というのが、中国人の春節(旧正月、今年は2月5日)の文化恒例行事の一つとなっている。2月の興行収入を大きく支えたのが、春節に合わせて封切られた「春節映画」だ。今年は「春節映画」として8作品が封切られた。ここ3年で最多の数となる。

数だけでなく、映画の質も向上している。中国映画資料館の中国全土の映画の観客の満足度調査結果によると、2019年、「春節映画」の満足度は83.9ポイントと、観客は「満足」という評価を下しており、15年に同調査が始まって以来最高得点となった。なかでも、中国国産SF映画「流浪地球(The Wandering Earth)」の満足度が最高で、2月の興行収入は約44億元となり、同月の興行収入全体の40%を占めた。また、「流浪地球」の北米における2月の興行収入も530万ドル(1ドルは約111.94円)と、ここ5年同市場で公開された中国映画としては最多の興行収入となっている。

興行収入が過去最高を記録している背景には、作品を作り続ける中国の映画人、細分化された観客、日に日に規範化される市場、ますます成熟する産業がある。18年、中国で製作された各種映画は計1082作品、国内の映画興行収入は計600億元以上に達した。うち、中国国産映画の興行収入は378億9700万元で、全体の6割以上を占めた。映画館の動員数は延べ17億1600万人だった。新たに設置されたスクリーンの数は9303スクリーンで、総数は6万79スクリーンとなり、世界最多となっている。年間興行収入トップ10のうち、1-4位は中国産映画で、「紅海行動(OPERATION RED SEA)」、「僕はチャイナタウンの名探偵2(原題:唐人街探案2)」、「我不是薬神」は興行収入が30億元以上に達した。

18年12月に開催された第1回海南島国際映画祭の組織委員会の関連責任者は、この先10年間が、中国が映画大国から映画強国へと成長するためには重要な時期となると指摘する。現在、中国の映画市場は、世界第2位の映画市場で、世界に向けて開放されている市場だ。中国の映画人は、一層国際的な視野を持ち、積極的に国内外の映画人とプロジェクトを実施するようになっている。中国の映画市場も一層開放されており、今後も映画資本をめぐる海外との協力推進が強化される。今後も中国映画が健全に発展していく姿を見ることになりそうだ。(編集KN)

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