「親韓派になれ」日本の学生を韓国に送り続ける韓国人教授が話題

Record China    2019年3月2日(土) 22時30分

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1日、韓国・中央日報によると、国士舘大学21世紀アジア学部の学生53人が先月11日、韓国語研修のためソウルを訪れ、高麗大学の韓国語センターで入学式を行った。写真は高麗大学。

2019年3月1日、韓国・中央日報によると、国士舘大学21世紀アジア学部の学生53人が先月11日、韓国語研修のためソウルを訪れ、高麗大学の韓国語センターで入学式を行った。

同部の申景浩(シン・ギョンホ)教授は16年前から毎年、短期韓国語研修を受けさせるために学生たちを韓国の大学に送り込んでいる。これまでに約2000人の学生が高麗大学、東義大学、全南大学などで韓国を学んだという。申教授が担当する韓国語研修は単純な語学の習得だけではなく、韓国の文化や歴史を体験することに重点を置いている。そのため毎年必ず、学生たちと板門店や独立記念館、西大門刑務所など、日本植民地時代に関する場所へ訪問しているという。申教授は「そういう場所を訪問すると衝撃を受ける学生もいるが、暗い過去まで自分の目で見て、理解すべきという考えから続けている」とし、「文化・歴史の交流は民間、その中でも特に学生の役割だと思う」との考えを述べたという。

また、数千人の日本の学生を韓国に送る過程には「大変なこともあった」という。申教授は

「私は日本の学生に『親韓派になれ』と教えている。こうした教育方針のため、日本の右翼勢力の一部から批判されたこともある」と明らかにした。ただ「今すぐには難しくても、時間が経てば韓国の文化と言語を学んだ数千人の日本の学生たちが新たな日韓関係をつくってくれるだろう」との期待を述べたという。

これに、韓国のネットユーザーからは「過去に沈み未来まで失ってはいけない。申教授を尊敬する」「ありがたい人類愛の発想だ。未来の美しい歴史のために努力する申教授に幸あれ」「国を愛する方法はさまざま。かっこいい」「正しい歴史認識を前提に交流してこそ本物の関係を築くことができ、お互いに信頼できる。未来のための素晴らしい行い」など、申教授に対する称賛の声が相次いでいる。

その他、「韓国も親日派をたくさん育てるべき。今の時代に親日派を批判するのは間違っている」「韓国も日本に対する憎悪を育てるのではなく、日本を正しく知り、日本が安心して対話できるような人材を育てなければならない。今の韓国政府のように目先の利益だけを考える対日政策は国益にならない」と訴える声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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