米国防情報局が宇宙戦を予想、「中国がレーザー兵器で米衛星攻撃模索」とも―米メディア

Record China    2019年2月15日(金) 0時30分

拡大

13日、環球時報は、米国防情報局が近ごろ発表した報告書で、中国やロシアとの宇宙戦をシミュレーションしたとする、米メディアの報道を伝えた。資料写真。

2019年2月13日、環球時報は、米国防情報局が近ごろ発表した報告書で、中国やロシアとの宇宙戦をシミュレーションしたとする、米メディアの報道を伝えた。

記事は、米CNNの11日付報道を引用。同局が近ごろ発表した「宇宙の安全が直面する試練」という報告で、中国やロシアの宇宙戦の能力について喧伝するとともに、今後起こり得る各種の宇宙戦の形式について列記したと紹介した。

報告書では「中ロはすでに一定の対衛星手段を持っている。中国はレーザー兵器による衛星やセンサーの破壊を模索している可能性がある。2020年には低軌道空間センサーをターゲットにしたレーザー兵器が投入される可能性があり、今世紀中後期には脅威が非光学衛星の構造にまで拡大し得る」とし、ロシアにも同様の動きがあると指摘したという。

また、報告書では米軍に脅威を及ぼし得る各種の対衛星兵器について重点的に紹介されており、地上基地の対衛星ミサイルのほか、航空機の軌道修正能力も宇宙空間における対衛星兵器が採用する選択肢の一つであるとされた。

報告書はこのほかにも中国軍について「解放軍は電子戦能力を現代における戦争の重要な資産と認識しており、電子戦兵器を使用して敵の装備を制圧することを強調している」「解放軍は演習においてさまざまな通信、レーダー、GPS衛星の干渉、抗干渉の技術を総合的に運用している」としている。

環球時報は、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官が12日に「米国防総省の報告は全く根拠がない。米国の行為は、自らの宇宙軍備力建設を推進するための言い訳を探すものだ」とコメントしたことを併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携