カナダ政府が「ファーウェイ禁止令」を先延ばしにする理由―米メディア

Record China    2019年2月9日(土) 14時10分

拡大

7日、米華字メディア多維新聞は、ファーウェイによる5G通信網整備参入を禁止する姿勢を示しているカナダ政府が、中国に拘束されている3人のカナダ人の身柄を案じて「禁令」の発表を先延ばしにしているとする、米メディアの報道を伝えた。写真はファーウェイの広告。

2019年2月7日、米華字メディア多維新聞は、ファーウェイによる5G通信網整備参入を禁止する姿勢を示しているカナダ政府が、中国に拘束されている3人のカナダ人の身柄を案じて「禁令」の発表を先延ばしにしているとする、米メディアの報道を伝えた。

記事は、米ブルームバーグの7日付報道を引用。カナダ安全情報局のリチャード・ファデン元局長が「ファーウェイの5G技術は国の安全に対する脅威となる」との認識を示したうえで、カナダ政府がファーウェイの参入禁止令を発表する可能性が高いとの述べたことを伝えた。

一方で、ジャスティン・トルドー首相にとって「禁令」発表の判断は就任以来最も厳しい選択になると指摘。「同首相は米国、中国との関係のバランスを保ち、中国政府に拘束されている3人のカナダ人の命運について考えるとともに、情報協力パートナーや国内の通信企業からの圧力についても対処しなければならない」としている。

そして、カナダのギー・サンジャック元駐中大使が「カナダ政府は、ファーウェイによるカナダでの5Gネットワーク開発を阻止せざるを得ないとの選択をするだろう。しかし、トルドー首相は選択を先延ばしにする可能性がある。なぜなら、中国は今なお3人のカナダ人を拘束しており、そのうち1人は死刑の危機に直面しているからだ」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携