サッカー日本代表選手も被害、ネット攻撃の怖さ―華字紙

Record China    2019年2月4日(月) 9時0分

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1日、華字紙・日本新華僑報は、サッカー・アジアカップの功労者である日本代表FW大迫勇也のインスタグラムが一時閉鎖された理由について「アジアカップ準決勝後に中傷を受けたため」と伝えた。資料写真。

2019年2月1日、華字紙・日本新華僑報は、サッカーアジアカップの功労者である日本代表FW大迫勇也インスタグラムが一時閉鎖された理由について「アジアカップ準決勝後に中傷を受けたため」と伝えた。さらに、対戦相手のイランチームのサポーターの中傷行為を「スポーツの精神に違反する」と非難した。

記事は、1月28日に行われた日本対イランの試合について、後半11分に「珍事が起きた」と紹介。左サイドでドリブルを仕掛けたMF南野拓実は、背後から来た相手選手と接触し転倒。この瞬間、ホイッスルが鳴っていないにもかかわらずイランの5選手が『南野が倒れたのはエリア外』と主張して主審に詰め寄った。ここですぐさま立ち上がった南野がプレーを続行しこぼれ球を拾ってクロス。最後は大迫が頭で合わせて日本がゴールを奪った。

このあと、大迫とMF原口元気が追加で2点を決め、日本はイランに3対0で勝利した。

この試合のあと、試合に破れたことに激怒したイランサポーターが大迫のインスタグラムに侮辱的な言葉を書き込んだ。また、大迫勇也本人だけでなく、「大迫違い」で男子マラソンの大迫傑やサンフレッチェ広島のGK大迫敬介のアカウントに飛び火する騒ぎになった。書き込みの中には「Fから始まる汚い言葉」や「長崎に原爆が落とされたのは正しい」などの言葉があったという。

記事は「イランのサポーターたちは本来、チームが敗れた後は選手たちと一緒に試合内容を反省し、次の試合に向けた立て直しを行うべき。しかし彼らはネットで選手を中傷するという行為に及んだ。『ヒーローぶった』行為を行ったように思っているようだがチームと国家の顔に泥を塗っただけ」と非難した。

また「インターネットの発達で簡単に情報発信ができ便利な世の中だが、ネットでの誹謗(ひぼう)中傷も増えている。軽い気持ちで呟いた言葉が多くのネットユーザーをあおる危険性もある」と指摘した。

そして「今回の海外で起きたネット中傷事件も、ネット社会への一種の警鐘である」と結んだ。(翻訳・編集/和田)

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