わが国の科学技術は「盗み」に頼ったものではない―中国外交部

Record China    2019年2月1日(金) 10時20分

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米国会議員が「中国の大型科学技術企業は中国政府の支援でセンシティブな技術を盗んでいる」と発言したことに対し、中国外交部の耿爽報道官は31日の定例記者会見で「わが国の技術は盗みやひったくりによるものではない」と反論した。

米国会議員が「中国の大型科学技術企業は中国政府の支援でセンシティブな技術を盗んでいる」と発言したことに対し、中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は31日の定例記者会見で「わが国の技術は盗みやひったくりによるものではない」と反論した。

米上院特別情報委員会のマーク・ウォーナー副委員長は先日、「中国の大型科学企業による一部の行為は憂慮を抱かせ続けているものだ。これらの企業は中国政府の支援の下で、センシティブな技術を獲得、複製しているのだ」と発言した。上院に所属する野党のリーダーからも「中国は米国に代わり科学技術をリードする地位に立とうとしているが、盗用を繰り返している」との指摘が出た。

これに対し、耿報道官は会見で「米国が他国の科学技術を貶めたり、非難したり、圧力を与えたりするのは、まったくもって道理に背く行為だ。米国が世界トップの科学技術大国であることをわれわれは認めている。米国にはオープンかつ寛容な心で、他国の技術の進歩を見てもらいたい」と訴えた。

また、「中国の科学技術の成果は盗みによるものでもなければ、ひったくったものでもない。膨大な科学技術従事者を含めた中国人民全体が知恵を絞り、汗を流して奮闘してきた結果だ」と主張している。

耿報道官はさらに「米中間に科学分野の競争があるのは正常なこと。競争が正当かつ公平でルールにのっとったものであれば、双方の科学技術の発展を促すとともに、人類全体の技術の進歩を導くことになる」とし、「われわれは米国と技術分野で交流、協力し、両国民および世界の人びとにさらなる幸福をもたらすことを望んでいる。この問題においてわれわれはオープンで寛容な態度を持っている」とコメントした。(川尻

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