ネットで大人気の日本の目薬、成分から分かる危険性―中国紙

Record China    2019年2月2日(土) 21時20分

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銭江晩報は1月30日、中国のネット上で人気となっている日本の目薬に対する注意を促す記事を掲載した。

銭江晩報は2019年1月30日付で、中国のネット上で人気となっている日本の目薬に対する注意を促す記事を掲載した。

記事はまず、「中国のネット上で日本の目薬が効果が高いと大人気になっている」と紹介。「しかし、浙江大学医学院付属第一医院眼科の専門家は、やみくもに日本の目薬を信用している中国の若者に対して忠告している」と伝えた。

その上で、日本の目薬の効果が早く表れる理由について、その成分を分析。「配合成分の1つにネオスチグミンメチル硫酸塩があるが、一種の筋肉収縮剤であり、瞳孔を収縮させるため焦点が定まる。しかし、長期間の使用は毛様体筋の機能異常を引き起こし、より疲労する上に依存性がある。目の乾きやかゆみも引き起こす」などと主張した。

また、「血管収縮作用のある塩酸テトラヒドロゾリンが含まれているため、目の充血がすぐに解消されるが、一時的なもので、頻繁に使用すると眼部の血管が太くなり、目の健康を損なう」と紹介。さらに、「クロルフェニラミンが含まれているため、かゆみはすぐに止まり、防腐剤であるベンザルコニウム塩化物は、長期間の使用で角膜炎や結膜炎などを引き起こす」と論じた。

記事は、「こうした成分が入っているため効果はすぐに現れるが、長期的な使用はかえって目の健康を損なう」と主張。「人気の日本の目薬の多くが、日本では副作用に注意が必要な『第2類医薬品』となっており、薬剤師による用量や副作用に関する説明の後に購入すべきものだが、多くの中国人はこうした過程を無視して簡単に購入し、専門の医師の指導がない状況で乱用している」と注意を促した。(翻訳・編集/山中)

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